『瞭望東方週刊』百貨店の戸惑い

2015年8月27日
今日の中国の百貨店は、異なった名前であっても互いによく似通った姿をしているだけでなく、百貨店全体としてショッピングセンターと「バッティング」している。百貨店は小売業者だが、ショッピングセンターは不動産業者だ。雑貨店の経営と店舗の大家というのが、二者の金もうけ方法の相違だ。つまり、前者は値ざや、後者は家賃が収益だ。どちらがもうかるのかはほとんど一目瞭然だ。そこで、中国の百貨店はジョイントベンチャーのビジネスモデルを開拓した。百貨店は不動産会社から営業場所を借用し、それを各ショップに貸してテナント料を受け取る。その上、これらの店の販売額から一定の金額を納めさせ自らの利益としている。しかし、百貨店は物件も持ってないし商品もコントロールできないので、競争力に欠けるのが問題だ。生き残るには、自らの個性とポジションを見つけなければならないのだ。
人民中国2015年10月