『中国新聞週刊』官僚の昇進路線

2016年2月29日
元温州市党委員会の陳一新書記は、中央全面深化改革指導グループ弁公室の副主任に昇進した。陳氏は2000年以降、民間企業が勢いよく発展しているこの都市に生じた6人目の省レベルの高官だ。このような高官が多く現れた場所にはこのほかにも深圳、上海など東南沿海部の都市がある。これらの地区の官僚は改革開放に比較的早い段階で触れており、新しい観念と強い改革精神を持つことから、昇進して内陸部へ行くことで、よりいっそう先進的な理念をもたらすことができる。従って、中国官僚の昇進路線は中国地域経済発展の順序とが同じようになっていた。しかし最近では、内陸部と沿海部の人々の間で思想観念における格差が縮まり、地域発展もまた、スピードだけを重視せず、発展の質と資源・環境への影響などをより重視しているため、官僚の昇進は沿海部、内陸部に関係なくバランスが保たれるようになっている。
人民中国インターネット版 2016年4月