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ネズミ年の中国、干支ビジネスが盛んに

 

これらのネズミのデザインを良く見ると、これまでのイメージとはずいぶん変わってきたことが分かります。昔のねずみは口がとがっていて、目が小さく、どちらかと言いますと、こそこそしていて、皆に好かれるタイプではないというイメージが強かったのですが、今年、市場でよく売れているねずみは、ぽちゃぽちゃしていて、おっとりとした形をしています。

 

こうしたデザインの変化には、市場の期待があるからだと言われています。関係者の話では、メーカーはより多くのねずみの商品を売るため、ミッキマウスーの成功にヒントを得て、かわいらしい新しい時代の中国のねずみを作り出したそうです。

 

新春の土産品店を経営して5年になる陳雷さんは、、毎年年末になると、翌年の干支に因んだ商品をたくさん仕入れます。今年もねずみのぬいぐるみと工芸品をたくさん仕入れました。

 

「私の店のねずみは良く売れています。そもそも、売れなさそうなものは、まず仕入れたりはしません。私の店で扱っているねずみの商品は、すべてメーカーから直接仕入れたもので、色々なねずみがいます。中でも、モーターつきのこちらのダンサーねずみや、縁起を担ぐ小さなネズミの形のアクセサリなどは人気を呼んで、あっという間に売り切れてしまうと思いますよ。」

 

私たちが取材している間にも何人もの人がモーターつきねずみを買い求めました。スイッチを入れると、リズミカルな音楽が聞こえ、ねずみの体もリズムに合わせてダンサーのように踊り始める電気ねずみです。

 

ねずみのぬいぐるみを何軒もたずね歩いて、気に入った商品を選びつづけていた孫平さんに話を伺いました。

 

「去年、妊娠した友達が何人もいました。今年は赤ちゃんが生まれる予定の友達に、このぬいぐるみを送ろうと思っています。」

 

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