「孫子の兵法」で結ばれた中日の絆

 

日本でも盛んな『孫子』研究

 

 統計によると、日本で『孫子』を専門的に研究している人は数千人、アマチュアの愛好者は数十万人いるといわれ、すでに二百種以上の「孫子の兵法」の研究書が出版されているという。1960年代には、「孫子の兵法」は企業管理の分野に導入され、「最高の経営の教科書」と言われた。

 

 1987年には、日本の著名な孫子研究家の服部千春氏の著した『孫子兵法校解』が中国で出版された。これは外国人が中国で出版した初の「孫子の兵法」の研究書である。

 

 200312月、日本で、孫子国際研究センターが設立され、服部氏が理事長に就任した。20066月に杭州で開かれた第7回孫子兵法シンポジウムには、日本を含む二十数カ国・地区から300人以上が参加した。

 

 今、蘇州の「孫武苑」には、『孫子の兵法13篇』を日本語で書いた石碑が建てられている。また孫子が庵を結んだ穹窿山には「中日友好桜花林」がある。ここを訪れて、孫氏に想いを馳せる日本の人々も数多い。「孫子の兵法」が、昔も今も、中国と日本を結ぶ絆となっているのである。

 

人民中国インタ-ネット版

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