『三聯生活週刊』次の駅は、雄安
新区の夢と挑戦

2017年4月24日
雄安新区設立の目的の一つは、北京の非首都機能を移転するためだ。2014年、北京の首都機能が政治と文化、国際交流、科学技術イノベーションセンターにあると確立され、「経済の中心」はそこに入っていなかった。北京・天津・河北エリアの共同発展に大きな進展がなく、東北エリアの経済衰退という状況にあって、雄安は中国北方の経済成長の強心薬として期待されている。その未来予想に当たっては、深圳や上海浦東という中国の第1弾・第2弾の改革・開発で成長してきた経済の奇跡を振り返る必要がある。中国経済が新常態(ニューノーマル)に入った今日、イノベーション・消費・都市化が不動産・輸出・投資に取って代わって、経済発展の新しいエンジンとなるだろう。そして、雄安新区は第3弾の改革において現れた新星として、また未来の「シリコンバレー」として期待されている。いくつかの小さな町が集まった集落でありながら、エネルギー安全保障やインフラ、電力、通信、生態環境保護、情報化ネットワークとスマートシティー建設の革新における中心エリアになるのである。
人民中国インターネット版 2017年6月