第18回世界翻訳大会     ニュース 一覧へ
  公開フォーラムの講演者
   
相互理解の基礎は他人を尊重することにある
呉建民氏
   
国連の翻訳――外交活動における人知れぬアシスタント
ヨハネス・マンゲンシャ氏
   
効果的で、透明性、寛容性が備わるEU
翻訳の現状
カール・ジョハン・レンロス氏
   
中国語――悠久の歴史を有する神秘的な多次元の都市
顧曰国氏
  世界翻訳大会
 世界翻訳大会は三年に一度開催され、今日までに17回開かれている。慣例により、世界翻訳大会は法定大会と公開フォーラムの二段階に分かれる…
  国際翻訳家連盟
  中国翻訳協会
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第18回世界翻訳大会が閉幕
黄友義氏 国際翻訳家連盟の会長に再任
第18回世界翻訳大会が上海で開幕
国際翻訳家連盟会長への独占インタビュー
日本で翻訳出版された主な中国の現代文学作品
 
  文化の多様性と翻訳
 今からちょうど400年前、東洋と西洋の邂逅、コミュニケーションにおいて重要な事件が上海で起こった。1608年、中国の著名な科学者徐光啓とイタリアの宣教師マテオ・リッチが『幾何原本』を共訳したのである。その後の400年で、西洋の科学技術と近代思想は翻訳に従って全世界に広がった……
  中国における 翻訳のあゆみ
 中国における翻訳の発展の長い歴史は、およそ5つの時期に分けられる。漢、隋、唐、宋の仏教経典翻訳期、明から清への王朝交代期の科学翻訳期、清末民初の西洋学翻訳期、「五四運動」後の社会科学と文学翻訳期、そして新中国の翻訳期である。

インドから注がれた水
 仏教経典翻訳期はおよそ後漢から1400年あまりのことである。翻訳者は、主にインドから中国にやってきた僧侶及び経典を求めて西域を目指した中国の僧侶である。

西洋から注がれた水
 明末清初、西洋の宣教師と中国の知識人が協力しあって、大量の天文学、数学、物理学などの西洋科学の著作を翻訳、紹介した。
近代の東洋及び 西洋文学の翻訳
  1919年の「五四運動」が中国近代翻訳史の始まりである。この時期、中国は東洋及び西洋の文化と文学を重視し、多くの著名な翻訳家が大量の外国文学、哲学、社会科学の著作物を広く受け入れ、翻訳した。
世界を理解し、世界に学ぶ窓
  中国翻訳史上、代表的な翻訳者には生涯翻訳に従事したプロの翻訳者もいるが、多くは思想家や哲学者、文学者と各種の理論研究をする学者である。
世界に向けて発信する
 世界への窓を開くと同時に、翻訳者たちは積極的に中国の優秀な作品を外国語に翻訳し、外国の読者が中国を理解するための橋をかけた。
中国のエスニック翻訳
 中国における翻訳は、中国語と外国語の間に限られるものではない。56の民族を擁し、多くの民族と多種の言語が存在するのは中国の特色のひとつである。
 
  インタビュー
翻訳「五輪」が上海で開かれる意味
国際翻訳家連盟副主席
中国翻訳協会副主席兼秘書長
黄友義氏
 ――中国翻訳協会副主席兼秘書長として、中国の翻訳事業の現状をどのように考えていますか。
 次の2つのことから、中国の翻訳事業は現在、新しい発展の段階にあると言えます……
多様化する文化とメディア
中国翻訳協会常務副会長
郭暁勇氏
 ――多様化する文化のコミュニケーションはメディアとは切っても切れないものですが、翻訳もまた文化に跨るコミュニケーションの手段です。翻訳とメディアの関係をどのようにお考えでしょうか。
 上海でまもなく開催される第18回世界翻訳大会のテーマは「文化の多様性と翻訳」です。翻訳とメディアの関係はこのテーマと密接な関係があります。
  特別寄稿
日本の産業翻訳の現状と
今後の発展について
株式会社翻訳センター 
代表取締役社長
 東 郁男
現代日本文学が中国語になるとき ──大江健三郎・村上春樹・渡辺淳一のばあい
東京大学中国文学部教授
藤井省三
奇書『狼図騰』を訳して
編集者・作家
唐亜明
翻訳は思想を超えられるか
聖トマス大学教授
王智新
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