パネリストの見方
中国国務院新聞弁公室主任
蔡名照
中日両国のように、運命的につながり、利害関係が深いにもかかわらず、多くの歴史的、感情的な葛藤がある2国間関係は世界中にありません。またこれほど多くの有識者が平和友好の信念を堅持し、両国間の友好事業を呼び掛け奔走しているような2国間関係もないでしょう...
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外務大臣
岸田文雄
両国間には難しい問題が存在し、難しい状況にあるが、関係改善を願う民意が根強いことに注目しなければならない。そして、何としても、そこから関係改善を糸口を見つけなければならない。各界が対話に向けて動いているのをうけて、日本政府も、関係関係改善に向け手動きたい...
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中国外文出版発行事業局局長
周明偉
世論調査は決してすべてではない。情緒的なものが強調されてしまい、本心が現れないこともままある。報道も同じで、人によって受け止め方が違う。社会的構造の違いもさることながら、現在の中日関係悪化の中で客観的事実を述べても、受け止める側の印象が変わってしまうことは十分に考えられる...
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元内閣総理大臣
福田康夫
日中と言う二大経済が経済の室をたかめる戦略の立案、環境、エネルギー政策、社会保障政策の充実協力して、共通の課題に対処していくことが重要。「いがみあうアジア」から、脱出することが必要。外交に勝ち負けがあってはならないことをお互いが知るべき...
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新中日友好21世紀委員会事務局長
陳健
中国の脅威を喧伝するのは一体策略なのかそれとも戦略なのか?もし前者であるなら、自らの目的達成のために中国を持ち出すのは国内的にも国際的にもすでに利用価値は大きくなくなっており、多少慎むべきだし、その可能性がある...
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認定特定非営利活動法人言論NPO代表
工藤泰志
課題が多くてもそれに挑み続けることが大切であり、このような議論の場はアジアの未来にとっても財産になるであろう。10回目を迎える今日は、次の10年へと向かう出発の日でもある...
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中国社会科学院日本研究所研究員
楊伯江
中日関係の改善にあたっては、敏感な問題とりわけ歴史認識の問題を避けてはならないし、避けることはできない。問題をごまかしてその場をしのぐことは、さらに激しい対立と摩擦の種を未来に残すことになる...
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国家イノベーション・発展戦略研究会常務副会長
呉建民
政治分科会に参加した際、中日関係が悪化しているため、留学生が奨学金をもらえないこともあると耳にした。両国の政府間の関係が悪化していようともそれが一般の人の間の交流に影響を与えてはならない。特に将来を担う若い人は大切な存在だ...
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宮本アジア研究所代表 元駐中国特命全権大使
宮本雄二
「実事求是」という言葉がある。客観的事実を大事にするという意味だが、言論NPOによる世論調査をもとに現状を把握し、どうすべきか考えていくことが重要だ...
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中国国際経済交流センター副理事長
魏建国
今までは、双方の協力体制は初期段階にとどまっていた。日本が中国に投資するという一方通行の投資が多かったが、今後はグレードアップしハイエンドのレベルに発展するのではないか。モノからサービス、技術、リノベーションといったソフトの面のやりとりが強化されるのではないか...
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株式会社大和総研理事長、元日本銀行副総裁
武藤敏郎
過去10年は、経済発展をとげるために相互補完をいかに充実させていくかが主要な論点だったが、今後10年は従来とは違ったものになるのでは。日中が共同の問題をどう解決していくか、中国や日本が経済大国としてアジアや世界の発展のために責任ある行動をとっていくべき...
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元国務院新聞弁公室主任
趙啓正
両国にいかなる歴史的な恩讐があろうと、我々は現実的な利益を重視し、大局を重視するべきであり、意見の相違や対立、摩擦を正しく認識し、適切に対処するべきだ。目の前の係争のために未来を犠牲にしてはならず、一部の問題のために全局面に影響を及ぼすべきではない...
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中国国際経済交流センター副理事長
魏建国
中日両国がともに大国で、この両国を比較することが本当に必要なのか?相違点を超えることが歴史が与えてくれた協力のチャンスを失ってしまうことを懸念します。漁夫の利というのは、グローバル化の中で存在しない...
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武田薬品工業株式会社代表取締役会長CEO、経済同友会代表理事
長谷川閑史
「政冷経熱」の新しい解釈として、政治は常に冷静に、経済は熱くとなることを願う。中日の巨大な経済大国が、隣接している場合、衝突することにより、他の国にもたらす被害は大きい。政治的な経済の面においては、日中ともに、経済の転換期にある...
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中国人民解放軍国防大学戦略研究部教授、少将
朱成虎
中日関係は両国民だけでなく、世界にとっても、地域の安定と平和の発展のために。日中間で、すでに経済に大きな損失をもたらしている。大切なことは、両国の関係の問題が発生したために、特に地域の一体化の進展に大きな影響をもたらしている...
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「東京‐北京フォーラム」実行委員長、国際文化会館理事長
明石康
大きな困難を抱えてきたにも関わらず、10年間欠かすことなく続いてきたことに大きな意味がある。何事にも変え難い人間的な相互理解と、真の信頼醸成には、活字やメディアの情報にたよるだけでは、実現できない。実際に顔と顔を突き合わせ、本音ベースで対話するしかない。この会議ではその機会がふんだんにある...
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