特集 改革開放40年成功の歩み 繁栄へ加速

2018-12-17 11:25:34

 

改革開放によって誕生し、台頭してきた深圳市(東方IC 

 

197812月、中国共産党第11期中央委員会第3回全体会議で、党中央が「対内改革、対外開放」という歴史的な政策決定を行った。その後、中国は「経済建設を中心とする」発展の道を歩み始め、国家の実力や社会の様子、人民の生活は日進月歩の変化を遂げた。「改革開放の総設計師」とされる鄧小平氏はこの重要な政策決定を「中国の運命を決める一手」と定義した。

今年、中国は改革開放40周年を迎えた。40年間で、中国の国内総生産(GDP)は2683ドルから約52倍の約14ドルに増加し、世界第2位の経済大国に躍進した。2017年までに、中国の貧困人口は7億4000万人減り、年平均で約1900万人が貧困脱却した。人民の生活レベルは「衣食の確保」から「小康(ややゆとりのある)状態」に向かっている。

1212月、習近平総書記は就任後最初の地方視察の目的地を、改革開放によって誕生した広東省深圳市にした。そこで、習総書記は重ねて次のように強調した。「改革開放は現代中国の発展と進歩を促した活力の源で、中国の特色ある社会主義を堅持し、発展させるために決して避けては通れない道だ。われわれは改革が停滞せず、開放が止まらないようにしなければならない」

その後の5年間、中国は改革開放の道でいっそう足取りを速めている。20年までに小康社会の全面的完成を実現するだけでなく、さらに中国の発展と世界の繁栄をより結び付けるようにしていく。この5年間で、中国は120余りの国地域の主要貿易パートナーになり、世界経済の成長への寄与率が30%ほどに達している。中国が提案した「一帯一路」イニシアチブはますます多くの国家の利益を結び付け、「協力ウインウイン」の理念が根を下ろして芽生えるようにしている。また、国際社会の貧困削減、環境保護、平和維持などの分野における中国の取り組みによって、「平和的発展」の理想が至る所に広がった。  現在、中国の改革開放の事業は新たな発展の時代に入った。10月、習総書記は再び、改革開放の最前線である広東省を視察し、次のように強調した。「新たな時代に入って、国内外の情勢には広範で大きな変化が起こり、改革と発展は新たな情勢新たな任務新たな試練に直面している。われわれはチャンスをつかみ、試練を迎え、新たな時代の改革開放の旗印を高く掲げ、引き続き改革を全面的に深化させ、開放を全面的に拡大し、より確固不動の自信、より力強い措置をもって改革開放を深いレベルに推進していかなければならない」  40年間の発展と変化を振り返って、未来を展望すると、改革開放によって、中国が大きな足取りで自国の発展にふさわしい、正しい道を歩んでいる様子が見えてくる。

 

人民中国インターネット版 2018127

 

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