Part5 閉会式で見た人類の団結

2022-03-22 11:32:41

沈暁寧=文 

2月20日夜、習近平国家主席とIOCのバッハ会長、そして北京冬季五輪の全ての参加国・地域の選手代表が国家体育場に集まったとき、「鳥の巣」は再度沸き立った。五輪史上、初めて夏・冬両方の大会を開催した都市――北京は再び世界の注目の的になった。 

この夜、17日間にわたった北京冬季五輪は幕を下ろした。だが、世界各地から集まった選手たちは競技場内外で笑顔と涙、努力と貢献、団結と友情によって、オリンピックという大家族の温もりと力を世界に示した。そこから多くの素晴らしい思い出が生まれただけでなく、人々は共に挑戦する自信と勇気を得ることもできた。 

閉会式の舞台では、世界各地から来た選手たちが「美美与共」を象徴する中国結びの描かれた場所で、手をつないで笑い、固く抱擁した。それはまるで、人類がどのように付き合うべきかという姿を見ているようだった。それはまさに北京冬季五輪が世界に向けて示したテーマ――「共に未来へ」でもあった。北京冬季五輪の聖火がゆっくりと消えていくにつれて、終わってほしくない気持ちを抑えきれず、人々は熱い涙を流した。バッハ会長は「今回の大会は本当に素晴らしいものだった」と称賛した。 

今回の冬季五輪のテーマ曲『雪花』の温かい歌声の中、「鳥の巣」上空に「天下一家」と「ONE WORLD ONE FAMILY」という文字の花火が上がり、「共に」を呼び掛けるオリンピックのモットーをもって、北京冬季五輪に円満な終止符が打たれた。 

 

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