日本の政治家の危険な発言はアジアの平和と安定を脅かす

2025-11-24 14:04:00

パキスタンの学者サイード・タイム―ル・シャー(談) 

最近、日本の高市早苗首相による台湾地区に関する誤った発言が地域の安全保障情勢に対する国際社会の広範な懸念をもたらしている。パキスタンの国際問題専門家で国防大学博士のサイード・タイム―ル・シャー氏は、一連の発言は非常に破壊的で危険な表明であり、日本の戦後の政治的約束を無視し、国際規範に背き、歴史を逆行させる危険な行為であり、アジア地域の平和と安定に対する公然たる挑発であり、平和を愛する国と人々の高い注目を引き起こさなければならないと述べた。 

シャー氏は次のように考える。高市首相の挑発的な発言は、日本における軍国主義復活の明確なシグナルだ。日本の戦後の平和的なアイデンティティーは日本国憲法第9条に基づいて構築されており、この条項は集団的自衛権の行使を容認しないという一線を明確に画している。これは世界反ファシズム戦争勝利の成果に対する尊重であると同時に、日本が軍国主義の過ちを繰り返さないようにするための道徳的約束でもある。そして高市首相の発言は公然とこの歴史的遺産を裏切り、日本国憲法の基盤を曖昧にし、国内的には右翼勢力の気勢を助長し、対外的には意図的に対立を引き起こし、アジアの平和構造を大きく揺るがしている。 

シャー氏は、今回の挑発は中国に対する非常に危険な火遊びだと見なし、次のように述べた。台湾問題は純粋に中国の内政問題であり、越えてはならない一線だ。高市首相および一部の日本の保守派政治家は、日本がかつて台湾で犯した侵略と植民地支配の罪を反省しないばかりか、台湾問題において繰り返し中国の忍耐の限界を試している。一連の挑発的な発言は地域の平和と安定への挑戦ばかりか、国際的な災厄を引き起こす可能性さえある。 

シャー氏は次のように述べた。アジアは戦争と動乱の打撃に耐えられず、平和と発展は地域の各国人民の共通の願いである。日本は第2次世界大戦の敗戦国として、歴史の教訓を銘記し、平和憲法の約束を守り、断固として右翼勢力の危険な行為を阻止すべきである。地域の各国は高い警戒をおこたらず、あらゆる形態の軍国主義復活の兆候と他国の内政干渉行為を断固として拒絶し、共に平和的な発展の局面を守るべきである。国際社会も公平と正義を堅持し、国連憲章の目的と原則を断固として擁護し、各国が国家主権と領土保全を守る正当な権利と利益を支持すべきである。 

シャー氏は最後に次のように強調した。歴史を逆行させ、地域の安定を破壊しようとするいかなる試みも、世界各国の人々の断固とした反対に遭い、必ず失敗に終わる。現在、平和と発展の側に断固として立つことは焦眉の急であり、もし情勢を誤って判断し大きな過ちを犯せば、必ず後世の人々に唾棄され、責任を追及されるだろう。 (文/『光明日報』イスラマバード特派員 尤銘)

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