王毅氏が中米首脳間共通認識の実行に向けて3点の主張

2024-01-08 17:20:00

王毅中共中央政治局委員(外交部長)は5日、北京で催された中米国交樹立45周年記念レセプションに出席した際、両国首脳間の重要な共通認識の確たる実行に向けて、3つの点を堅持する必要性を指摘した。新華社が伝えた。

(1)相互尊重を堅持する必要があり、正しい認識の確立が当面の急務だ。中国は誰に取って代わる意図も、誰を凌駕する意図も、ましてや覇権を求める意図も有しない。中国は相互尊重を基礎に、安定的で健全かつ持続可能な中米関係の構築に尽力することを望んでいる。米側が平等かつ包摂的な姿勢で、中国国民の選択を尊重し、中国の発展路線を尊重し、中国の核心的利益を尊重し、中国が国家の主権及び領土的一体性を守ることを尊重するよう望む。

(2)平和共存を堅持する必要があり、溝の効果的な管理・コントロールが最優先課題だ。「小異を残して大同につく」という遠見性と揺るぎなさを持ち、両国関係が溝や差異によって主導または妨害されないようにすることが肝要だ。45年前、中米は溝を乗り越えて国交樹立を実現することができた。今日、我々はなおさらにこのような大局観や責任感を持つべきだ。

(3)協力・ウィンウィンを堅持する必要があり、互恵協力の推進がそれを安定させる「バラスト」となる。双方は外交・経済・金融・ビジネス・農業などの分野で再開または構築した各制度を引き続き十分に活用し、早急に意思疎通の橋を架け、協力の道を敷き、両国間の交流が抱える様々な障害を排除し、両国民間の結びつきを不断に強めて、中米関係の健全な発展にプラスのエネルギーをより多く与える必要がある。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年1月8日