パンダ国家保護研究センター北京拠点が来年開園 50頭のパンダを受け入れへ

2024-02-29 17:24:00

北京市房山区は28日、急ピッチで建設中のジャイアントパンダ国家保護研究センター北京拠点が25年に開園し、50頭のパンダを受け入れる予定で、うち1期プロジェクトは40頭になると明らかにした。新華社が伝えた。

同拠点は房山区青竜湖森林公園内に位置し、総敷地面積は約133.3ヘクタール。うち敷地面積約63.5ヘクタールの1期プロジェクトはパンダのほかに、キンシコウやレッサーパンダなども受け入れるとともに、ジャイアントパンダ文化交流センターを建設する。今後建設が予定される2・3期プロジェクトの敷地面積は約69.9ヘクタールで、建設状況に応じて時期を見て建設が開始される。

国家林業・草原局は2016年に同拠点の建設を決定し、最終的には房山区青竜湖森林公園を建設先に選んだ。同地は崇青ダムと青竜湖鎮の中心部に近く、優れた生態資源を持ちパンダの生存・生息に適しているだけでなく、西六環路に隣接し交通の便がよく、北京の科学研究資源の優位性を十分に利用できる。

同拠点は生物多様性保護モデル地、特色ある科学教育・研究学習目的地として位置づけられ、首旅集団が投資・建設・運営を担当し、22年末に着工。完成後はスペースを最大限に利用し、建築物を自然環境に溶け込ませ、パンダにとって優れた居住環境を用意するとともに観光客に優れた遊覧体験を提供し、人とパンダ、人と自然の調和的な共生を実現し、国のパンダ繁殖・保護活動を推進する。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年2月29日