王毅氏が国連総会の一般討論演説に出席
王毅中共中央政治局委員(外交部部長)は28日、ニューヨークの国連本部で第79回国連総会の一般討論演説に出席し、「先人の事業を受け継ぎ将来の発展に道を開き、力強く前進し、人類運命共同体を手を携えて共同構築」と題する演説を行った。新華社が伝えた。
王氏は「百年間なかった大きな変化を前にして、中国が呼びかけるのは、時代の発展の潮流に順応し、人類の進歩の方向に向け、歴史的に正しい選択を行うことだ。中国が主張するのは、永続的な安定構造、共同繁栄する発展構造、交流と相互参考の文明構造、共に構築し共有するガバナンス構造を築くことだ」とした。
また、ウクライナ危機、パレスチナ、アフガニスタン、朝鮮半島など紛争問題について中国の立場を明らかにし、グローバル・ガバナンスの整備について中国の主張を示した。
王氏は「台湾地区は中国領土の不可分の一部だ。これは歴史でもあり、現実でもある。53年前に第26回国連総会は第2758号決議を圧倒的多数で採択し、台湾地区を含む全中国の国連における議席の問題を完全に解決し、『二つの中国』『一つの中国、一つの台湾』は存在しないことを明確にした。この原則的問題においてグレーゾーンはなく、曖昧にする余地もない。中国は必ず完全統一を実現し、台湾地区は必ず祖国に復帰する。これはいかなる者、いかなる勢力にも阻止できない歴史の大勢だ」とした。
また、中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議(三中全会)の精神を説明し、「中国式現代化が世界の平和と安定、共同発展、グローバル・ガバナンスの整備、人類文明の進歩を力強く促進する」と指摘。さらに、「中国は、国連創設時の初心に立ち返り、国連憲章の揺るぎない約束を再確認し、真の多国間主義を提唱・実践し、人類運命共同体の構築を後押しし、より素晴らしい世界を手を携えて構築することを望んでいる」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年9月30日