李強総理がラガルド欧州中央銀行総裁と会談
2025-06-13 16:48:00
李強総理は12日、欧州中央銀行のラガルド総裁と北京の人民大会堂で会談した。新華社が伝えた。
李総理は「中国とEUの経済は補完性が高く、中国は超大規模市場という優位性を持ち、かつ市場の潜在力を発揮し続けている。中国とEUは多くの分野で大きな協力の潜在力を有している。中国はEUと市場の連結や産業の協同を強化し、各々の発展にさらなる原動力をもたらすことを望んでいる。二大エコノミー、二大パワーである中国とEUは、多国間協調を緊密化し、開かれた協力を促進することで、世界経済の回復とグローバル・ガバナンスの整備の促進により大きな貢献を果たしていくべきだ。中国は国際通貨制度改革などの分野で欧州中央銀行と協力を強化することを望んでいる。今年、中国はより積極的かつ効果的なマクロ経済政策を実施しており、反循環的調節を強化し、内需拡大と消費下支えのために複数の措置を同時に実施しており、外部の不利な要因の影響を軽減することが完全に可能だ。中国は揺るぎなく開放を拡大し、発展の機会を各国と共有していく」とした。
ラガルド総裁は「欧州中央銀行は、中国側と中央銀行総裁会合の枠組みを設け、初会合を開催したことを歓迎し、中国側金融機関と意思疎通や調整を強化し、協力分野を拡大・深化させ、世界的な課題に共に対応して、世界により多くの安定性と確実性をもたらすべく尽力していく」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年6月13日