王毅氏がラブロフ露外相と会談

2025-07-14 16:42:00

王毅中共中央政治局委員(外交部部長)は13日、ロシアのラブロフ外相と北京で会談した。新華社が伝えた。

王氏は、ラブロフ外相が上海協力機構(SCO)外相会議に出席するために来中したことを歓迎し、「中露関係は現在の世界において最も安定し、最も成熟した、最も戦略的価値を有する大国間関係だ。両国は常に歴史的な深み、戦略的な高み、長期的な視点から各分野における両国の協力を捉え、推進してきた。両国外相による緊密な接触の維持は、両国首脳間の合意の速やかな実行に寄与する。共に今後の上層部交流の準備を整え、包括的な戦略的協力を深化させ、各々の発展と振興を促進し、激動と変革の最中にある世界がもたらす試練に対処することが、目下の重点だ」と指摘。

「SCOは包括的・戦略的協力を繰り広げ、多国間主義を提唱し、実務協力を強化し、グローバル・サウスの団結を強化するための重要な場となっている。中国は現任の輪番議長国として、ロシア及び他の加盟国と共に天津サミットの準備を整え、将来の発展の方向性を計画し、各分野の協力に活力を吹き込み、SCOの構築を新たな段階へと押し上げていくことを望んでいる。今年は中国人民抗日戦争勝利80周年にあたり、両国は第二次世界大戦勝利80周年記念行事を成功させ、第二次大戦の正しい歴史のナラティブを守っていく必要もある」とした。

ラブロフ外相は「ロシアは、引き続きSCO輪番議長国である中国を全力で支持し、SCOなどの枠組みで意思疎通や協力を強化し、天津サミットの申し分のない成功を後押ししていく」とした。

両外相は、朝鮮半島、ウクライナ危機、イランの核などの問題などについても意見交換を行った。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年7月14日

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