カザフ(哈薩克)族
 

 人口は約111万1720人。

 主に新彊ウイグル自治区伊犁カザフ自治州、木壘カザフ自治県、巴里坤カザフ自治県に分布し、少数は甘粛省阿克賽カザフ自治県に分布している。

 カザフ語を使用し、この言語はアルタイ語系、チュルク語派、西フン語分支に属する。南西、北東の二つの方言がある。

 カザフ文字は表音文字で、19世紀後半に形成されたものである。旧ソ連の頃に2回も改正され、1954年も改正をおこなった。これはアラビア文字を基礎とするものである。

 カザフ族のほとんどはイスラム教を信奉している。

 カザフ族は悠久な歴史を持っている。早くも漢代に、天山の南北に住んでいた烏孫(紀元前2世紀〜西暦2世紀)の人たちがカザフ族の祖先で、その後、突厥(6世紀中葉)、葛邏禄、回鶻(10〜12世紀)、哈刺契丹(12世紀)、克烈、乃蛮、欽察(13世紀)などともルーツとして関係がある。この民族名は15世紀中葉に最初に使われた。その時のカザフの人たちはカザフ汗国をうち建てた。カザフ族の民間の伝説によると、カザフは「白いガチョウ」の意味である。カザフは中国古代の「曷薩」、「阿薩」、「可薩」の別名と見ている人もいる。また、カザフを「戦士」、「自由人」、「離脱者」と解釈する人もいる。カザフの人びとは少数が農業に従事するほか、ほとんどが牧畜業に従事し、1年中美しい草原で生活している。彼らにとって放牧や運送、遠出に馬が欠かせない。カザフの人たちは誰もが駿馬に乗ることを誉れとし、「馬にまたがった民族」であることを誇りとしている。貴重なイリ馬は彼らの誇りであり、2000年余年前、その強さと美しさによって漢の武帝に「天馬」とたたえられた。


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