中国最東端の市に住む夫妻、家畜飼育で貧困脱却 黒竜江省

2020-07-14 15:57:02

 

 

 

 

 

【新華社撫遠7月14日】中国黒竜江省撫遠(ふえん)市は「中国最東端」の地に当たる。同市濃橋鎮東方紅村の畜産農家、康麗艶(こうれいえん)さんは「自宅の庭でブタ6匹、ガチョウ15羽、アヒル22羽、ニワトリ50羽、ヒツジ2頭、ウサギ1羽、それから番犬2匹飼っている。とてもにぎやかで、まるで動物園のよう」と笑顔で語る。

身体があまり丈夫でない康さんと夫の馬広生(ばこうせい)さんは、2017年までは老朽化した草ぶきの家に住み、臨時的な仕事をして暮らしていた。しかし、近年、貧困支援政策により村の居住条件が改善され、住民に対する医療保障が強化された。また、太陽光発電などの産業が定着し、夫婦は豊かな生活を送り始めた。

2017年に貧困からの脱却を果たした康さん一家は、草ぶきの家から50平方メートル余りの新築のレンガ造りの家に引っ越した。新居には水道やトイレが設置され、敷地内にはブタ小屋も建てられた。家の蓄えが増えるにつれて、康さん夫婦が飼育する家畜の種類と数も次第に増えていった。康さんは、今年自宅庭での家畜飼育による増収が2万元(1元=約15円)余りに上ると予想している。

 

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