14日に開かれた北斗衛星測位システムサミットフォーラムで、中国情報通信研究院は北斗高精度測位サービスプラットフォームを発表した。民生用携帯電話の測位の精度を1.2メートルまで向上させた。同研究院の劉旭研究員は「車でナビを使う時、携帯電話は本道と側道の区別をつけにくい。これは従来の測位の精度が低いからだ」と説明した。科技日報が伝えた。
北斗2号、北斗3号グローバル衛星測位システムに基づき新たに発表された北斗高精度測位サービスプラットフォーム(北斗測位2.0バージョン)は、秒級の測位が可能で、測位の精度を1.2メートルまで向上させた(車載アンテナが装着された場合はサブメートル級になる)。1.2メートルの高精度は、車道クラスの測位の実現を意味する。
劉氏は「北斗測位サービス2.0バージョンの発表は、携帯電話による車道級の高精度測位が、正式に商用化していることを意味する。ハードウェアとソフトウェアのバージョンアップにより、ハードウェアを追加しなくても車道級測位を実現できる」と述べた。
北斗測位2.0バージョンが高精度測位サービスを実現できるのは、データをより三次元的に示せるからだ。劉氏によると、北斗3号システムの展開を基礎とし、測位プラットフォームは星暦データを提供するほか、高精度軌道差、高精度電離層モデルなどのパラメーターを提供できる。これは北斗3号グローバル衛星測位システムの展開とデータ取得のおかげだ。
「人民網日本語版」2020年10月15日
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