大会開催時の様子
4月24日、2021千禾眉山東坡ハーフマラソン(千禾味業食品の提供で、四川省眉山市で行われる大会。以下、東坡ハーフマラソン)および全国ハーフマラソン選手権大会(東坡中継所)が四川省眉山市で開催された。全国30の省・直轄市・自治区から1万5000人余りの選手が参加し、最高齢選手は83歳、最年少選手はわずか1歳だった。
コースを走る参加者たち
激しい戦いの末、男子は王濤選手が1時間7分16秒のタイムで、女子は劉夢選手が1時間18分41秒のタイムで優勝した。
東坡ハーフマラソンは2018年に始まってから外部に眉山をPRする名刺代わりのイベントとなっていき、眉山が誇る詩・書文化のイメージ、エコで住みやすい都市ブランド、開放的で包容力がある性格を全面的に示している。
コースを走る参加者たち
眉山は北宋の文学者・蘇軾(蘇東坡)のふるさとであり、それに関連してこの東坡ハーフマラソンもスポーツ大会のみではなく、東坡文化の旅でもある。コースの各関門には蘇軾の詩の名前を、給水所には蘇軾が行ったことのある都市の名前をつけ、メダルやコスチュームなどにも東坡文化の要素を巧みに取り入れている。
コースのスタート・ゴール地点は東坡都市湿地公園だ。選手たちはネットで話題の「東坡水街」を常に視界に入れられ、桜の木が並ぶ桜花博覧園もコースの一部になっている。東坡竹園の他に「四川で最も美しい大通り10本」に数えられる東坡大道や眉州大道なども通過し、見ていて飽きない。
コスチュームには東坡文化がふんだんに取り入れられている
同大会はオススメ観光ルートも共にアピールしている。「美味は眉山にあり」特産品展を開催し、豚肘肉の煮込みや漬物など300種類以上の食品を展示・販売した。また大会前夜には選手たちのために「東坡ハーフマラソンの夜」という文化フェスティバルを開いた。
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