「中国女性発展綱要」発表 女性の社会地位著しく向上
国家統計局は21日、「中国女性発展綱要(2011-2020年)」の最終統計報告書を発表しました。それによりますと、この10年間、『綱要』の主要目標は予定通りに達成され、女性の社会的地位は著しく向上し、男女平等と女性の全面的発展の促進は新たな成果を収め、女性の獲得感、幸福感、安心感は著しく強まりました。
『綱要』が実施されて以来、中国の高等教育は急速に発展し、女性が高等教育を受ける機会は絶えず増加しています。貧困に直面している女子大学生や身体障害のある女子大学生に多様なルート、多様な形で資金援助をした結果、女性が高等教育を平等に受けることが力強く保障されています。2020年、高等教育機関の総入学率は54.4%で、2010年より27.9ポイント上昇しました。高等教育を受けている在校生のうち、女子大学院生の数は159万9000人で、全大学院生に占める割合は50.9%に達し、2010年より3.1ポイント上昇しました。
また、2000年に中国が長寿国の仲間入りを果たした後、中国人の平均寿命は延び続けており、女性の平均寿命は2010年の77.37歳から2015年の79.43歳に、2020年にはさらに80.88歳となりました。国連の『世界人口予測』(World Population Prospects)の推計結果によると、2020年、中国では女性の平均寿命は184カ国の中で62位となり、世界の女性の平均水準を4歳上回りました。(非、浅野)