「京杭大運河」の黄河以北区間で補水開始 全線での通水を実現

2022-07-19 10:33:00

 

  北京市と浙江省杭州市を結ぶ「京杭大運河」のうち、黄河から北の707キロ区間の補水が14日から本格的に始まり、今年で同運河の全線通水が実現される予定だ。中国水利部(省)によると、今回の補水のために、各地の水源から統一して水が調達されている。新華社が報じた。

  2021年同期と比べると、水が流れる河川の長さが約112キロ伸び、水面の面積が9.5平方キロ拡大する見込みだ。

  歴史の変化や人類の活動、気候変動などの影響で、20世紀前半に京杭大運河では、水が枯れる区間が発生し始めた。今回の補水は、京杭大運河の黄河より北の区間をメインとし、北京市や天津市、河北省、山東省の4省・市の8地級行政区を流れることになっている。補水量は5億1500万立方メートルに達する見込みだ。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年4月15日

 

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