5月5日、「往く者は皆見るべし、来たる者はなお追うべし」（これまでに訪れた者は皆目にすることができ、これから訪れる者はまだ間に合う）をテーマとする2022年第1回天府メタバース大会が四川省成都市の天府国際会議センターで開催された。 

このたびの大会は政府部門、権威のある機関、有名な専門家や学者、中国国内外の企業の代表者を招いて行われ、将来におけるメタバーステクノロジーの発展トレンドを共に検討し、メタバースエコシステム産業の成果を示し、メタバースの実用場面とビジネスチャンスを掘り起こし、メタバースが新たな具現化の段階に入るのを後押しすることを目的としている。 

ゲストはアバター形式で2022年第1回天府メタバース大会のオンライン展示エリアを参観する 

大会ではデジタルツイン技術を応用し、中国西部における国際博覧会施設の第二期計画で整備された天府国際会議センターの「成都ホール」を原型とし、メタバース展示会で同ホールを再現した。オンライン会場でありながら、出展企業と参観者はまるで本当に現場にいるような臨場感を味わえる。19社の出展企業はメタバースバーチャル会場でブースを開き、企業によるメタバースの新たな技術や応用、成果について、写真や映像を通じて関連する製品や設備、技術を展示している。出展企業と参観者はアプリに登録してIDを入力すればメタバース展示会に入場でき、好みに応じて選んだアバターを任意のスペースにいつでも出現させ、入場、参観、発言など多くのことを体験できる。 

2022年第1回天府メタバース大会でスピーチを発表する企業の代表者 

大会では、四川省天府新区メタバース産業協会が展示会、生命と健康、人工知能（AI）、ライトショー技術、視覚映像、商業技術、ロボット、デジタル芸術、文学創作、法務政策、サイバーセキュリティ、スマートライフの12分野について、12の四川省天府新区天府メタバース研究院を正式に設立した。その狙いは、メタバースが社会全体に根付くようにしっかりと後押しし、科学者や技術者、芸術家によるメタバースの探求をより奨励し、技術およびリソース面での優位性を発揮し、産業網と産業チェーンの強化を促し、デジタル経済産業の発展を推し進めることにある。 

天府メタバースコンテキスト・チャンスリストが大会で発表された 

メタバース産業の発展をさらに後押しするために、このたびの大会では天府メタバースコンテキスト・チャンスリストが発表された。本リストを通じ、天府新区のメタバース産業および企業は世界に向けて10億元のコンテキストとチャンスを開放した。このことはメタバースによる実体経済のモデルチェンジとアップグレードのためのテスト事業と実地応用の機会をもたらし、天府新区が新業態、新たな場面、新たなハイエンド消費を生み出し、全国のメタバース分野における先行者、開拓者となることに寄与している。 

このたびの大会では、四川省天府新区メタバース産業協会と成都新消費産業生態圏連盟が文書に署名し、「デジタル化の新たなコンテキストを高め、メタバース消費の構築を模索する」計画を始動させ、手を携えて成都における消費の新たなチャンスを広げ、開放している。