中国の登録済み看護師は520万人以上

2023-05-15 17:00:00

5月12日は国際看護師の日であるのに合わせて、中国国家衛生健康委員会は11日に開いた記者会見で、中国の看護師チームの発展状況や看護サービス改善に関する状況を説明した。人民日報海外版が報じた。

同委員会・医政司の邢若斉副司長は、「ここ10年の間に、中国の看護師の数は毎年約30万人、平均8%のペースで増加した。2022年末の時点で、中国全土で登録されている看護師の数は520万人を超えた。人口1千人当たり約3.7人の看護師がおり、医師と看護師の比率は1∶1.18となっている。看護師チームの学歴レベルや専門的なサービス能力は向上し続けている」と説明した。

そして、「当委員会は今後、看護師チーム建設をさらに強化する計画。2025年までに、中国全土の看護師の数を550万人、人口千人当たりの看護師の数を3.8人、末端の看護師の数を120万人にまで引き上げたい。また、高齢者や小児科、重症、救急、感染症、リハビリ・ケアといった不足が深刻な分野の看護師のトレーニングを重点的に強化し、臨床ケアサービス能力を増強し、それら不足が深刻なケアを専門とする看護師のトレーニング参加率を90%以上に引き上げたい」という考えを示した。

さらに、「人口の高齢化のペースが加速しており、2022年末の時点で、中国の60歳以上の高齢者の数が2億8000万人に達し、総人口に占める割合は19.8%となった。高齢者、特に要介護、要介助の高齢者の医療ケアや長期介護が切実に必要となっている。当委員会は今後も、高齢者ケアや長期介護サービスの資源供給を強化し、条件が整っているコミュニティの衛生サービスセンターや専門のサービス機関に在宅介護、在宅診療・リハビリ、デイケアを提供する計画だ」と説明した。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年5月12日

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