記録的豪雨の河北省涿州市に車を1400キロ走らせて物資届けた男性

2023-08-07 16:28:00

安徽省出身の男性・鄧雷さんは今月2日午前、微信(WeChat)のモーメンツに、「どこかで災害が発生すると、各地から支援が来る。その一端を担えて光栄だ」と書き込み、救命胴衣や飲用水、ビスケットなどが満載の自家用車の写真を添えた。この車は河北省涿州市公安局の前に停められており、積み込まれた物資は、鄧さんが購入して、夜通し車を1400キロ走らせて、記録的な豪雨に見舞われた涿州市に届けた救援物資だった。

鄧さんは、「企業や友達にも連絡して、救援物資を募集している。できるだけ早く被災地に届けたい。涿州市に行く途中で、救援隊の車両をたくさん見かけた。みんな同じ方向に向かい、カヤックやゴムボートを運んでいた。それを見て、目頭が熱くなった」と話す。

安徽省出身で、現在は浙江省寧波市で働いているという鄧さんは、「2003年に安徽省の生まれ故郷で水害が発生した。あの時、自分はまだ子供で、周りが水没した時、幸運にも救援隊の隊員が助けに来てくれたので助かった。だから、どこかで水害が発生した時は、できる限りのことをして、被災者を助けたいと思っている」と話す。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年8月4日

関連文章