人権とテロ対策で大成果の新疆

2023-09-06 15:10:00

  

王昱廷=文 

中国はこれまで新疆の各民族人民の基本的な利益の保障を第一としながら、人権を十分に保障、尊重してきた。また、法に基づいてテロリズムと急進主義を取り締まる効果的なやり方を積極的に模索し、以下の一連の大きな成果を収めてきた。 

第1に、新疆に安全で安定した環境を構築した。中国は、予防的なテロ対策を前提に、生存権と発展権の尊重と保障を出発点に、これまで一貫してテロ対策の立法活動を重視してきた。同時にテロ対策の措置を法的根拠で保証し、あらゆるテロリズム行為を断固として取り締まり、新疆の各民族大衆に以前にはなかった安心感をもたらした。 

第2に、予防的テロ対策は特定の地域・民族・宗教と結び付けない。テロリズムには、ある程度決まった地域的、民族的、宗教的な特徴が現れる。だが中国は、テロ対策の実践において、地域・民族・宗教による一切の差別を禁止している。 

第3に、予防的テロ対策は社会の安定維持と生活改善をつなぐ。実質的に、社会が安定してこそ人々の幸福は増進する。同様に、絶えず生活が守られ改善されてこそ、社会はより安定し秩序が保たれる。中国は人民を中心とする発展理念を堅持し、一貫して人民の利益を第一としてきた。中国が講じる予防的なテロ対策措置により、新疆地域ではこの5年余り暴力テロ事件は発生していない。 

4に、新疆の経済・社会は健全な発展を続けている。新疆は2020年、域内総生産として1兆3800億元を実現し、新疆全域での受け入れ観光客数は延べ1億5800万人に上り、観光収入は9921200万元に達した。21年1~9には新疆全域の総生産は1兆1400万元を実現し、前年同期と比べ8.8%増加した。新疆の経済は安定を保ちつつ健全な成長を遂げており、各民族大衆の生活は絶えず改善され、各種の事業は全面的に進められ、反テロ・治安維持のメリットは大きく広がっている。 

(筆者は、中国社会科学院大学歴史学院副教授、中国社会科学院中国辺境研究所副研究員、新疆シンクタンクの専門家) 

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