「港珠澳大橋」が開通から5年、出入境した人の数は延べ3600万人に

2023-10-24 17:10:00

港珠澳大橋(香港・珠海・澳門<マカオ>大橋)出入国検査所の統計によると、2018年10月23日に正式に開通して以来、同大橋珠海公路通関地を通して往来した広東省と香港・澳門特別行政区の住民は延べ3600万人、車両は延べ750万台に達している。うち、出入境した香港・澳門特区の住民の数は延べ1980万人と、全体の55%を占めている。

今年に入り、港珠澳大橋を通して出入境した人の数は延べ1150万人と、2019年同期と比べて6%増となっている。また、出入境する車両の数は延べ235万台と、2019年同期と比べて3.6倍に増えている。

ここ5年、広東省と香港・澳門特区は、通行をさらに円滑にするための対策を続々と打ち出してきた。例えば、今年、香港特区の住民が自家用車で広東省に移動できる「港車北上」や澳門特区の住民が自家用車で広東省に移動できる「澳車北上」といった政策の実施が始まり、港珠澳「1時間生活圏」がほぼ形成され、車で広東省に移動するというのが、香港・澳門特区の住民の新たなライフスタイルとなっている。

香港特区の住民・唐憲さんは週末になると、食事やショッピングのために、家族と一緒に珠海に来て、「非日常」を楽しんでいるといい、「『港車北上』が実施されるようになって、とても便利になった。港珠澳大橋を使うと40分で来ることができるし、通関もスムーズ」と話す。

港珠澳大橋が開通して、香港特区と珠海、澳門特区の車での所要時間が3時間から約45分に短縮し、通関地は24時間態勢で通関手続きを速やかに処理している。そのため、大橋は、粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門<マカオ>両特別行政区によって構成される都市クラスター)の物流の動脈ともなっている。ここ5年、港珠澳大橋を通して出入境した貨物車の数は延べ159万5000台に達している。今年だけを見ると、珠海公路通関地を通して出入境した貨物車は延べ44万5000台以上となっており、前年同期比約30%増に達している。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年10月23日

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