市場主体の活力を全面的に引き出す天府新区

2023-11-30 11:33:00

四川省天府新区は国家級新区と「パークシティ」の初の提案地として、今年に入り、市場主体の実感を狙い、一連のビジネス環境の革新・改革の措置を通じて、市場の活力と社会の創造力を持続的に引き出している。 

今年7月、『四川省天府新区ビジネス環境革新・改革行動方案」が正式に配布された。同方案によると、「市場参入条件、政務サービス、政策サービス、投資利便化、新型監督管理、法治保障、要素集積、革新能力」の8つの改革策の実施をもって、企業が不満を抱えるところから改善し、企業により有利な発展環境を構築するという。

日増しに整ってきたビジネス環境は、市場主体の事業実行と起業の意欲を燃やし、より多くの企業が「足で投票をする」ようになっている。10月31日現在、天府新区の既存市場主体は前年同期比24.26%増の12万6849社に達した。

天府新区の住民である羅さんはこのほど、オンライン電子文書審査および電子署名の動画認証サービスを通じて、不動産権証書の更新手続きを終わり、電子証書を受け取った。「以前は不動産登記ホールまで行かなければならなかったが、今は『インターネット+指先操作』サービスだけで、3分もかからずに手続きを済ませることができるようになった」と羅さんが述べた。このサービスはすなわち天府新区不動産登録センターが提供する「一網通弁(オンライン・ワンストップであらゆる手続きができる)」サービスだ。

『方案』の実行に伴い、ますます多く現れる革新的な手段が天府新区の多分野にけるサービス効果の向上に役立っている。例えば、スマート税務の構築を持続的に推進し、納税者の手形使用コストをさらに削減し、納税手続きの所要時間を短くすることや、承諾制など複数の方式を総合的に運用して検収手続きを柔軟に行うことで、検収効率を高め、企業の待ち時間を削減することなどである。

四川省の全国的な影響力を持つ科学技術革新センター整備事業の中核的な支えとして、天府新区は一貫して科学技術成果の実用化作業を科学技術革新体系の構築、主導産業の育成、優秀な革新人材の誘致の重要な突破口としている。

11月6日、天府新区の興隆湖の湖畔で、成都科創生態島1号館が正式に運営開始した。同館は成都科創生態島革新転化サービス区で初めて完工し運営開始した総合的な科学技術サービス施設である。また、革新成果の展示、技術の実用化向けの取引、革新要素の集積・融合、科学技術の現場体験などの機能を一体化している施設でもある。

「科創生態島では今後、科学技術専門家が講演者を務める講座、技術ブローカー研修、科学技術成果のロードショーとマッチングなどの活動が行われる計画で、ここを『科学技術サービスの最優先の取引所、革新・起業の初のストップ』にする」と科創生態島1号館の責任者である張鵬飛氏はこう述べた。

このほか、天府新区はサービスの仕組みを持続的に最適化することで、企業の生産・経営における問題点・難点をはっきりと把握し、新区の企業家の帰属感を強化する。

11月8日、四川省天府新区ではビジネス環境観察のシリーズイベントが開催され、ビジネス環境観察員を成都科創生態島1号館、四川省天府新区労働紛争ワンストップ連合処置センター、四川省天府新区不動産登録センター、四川天府新区政務サービスセンターなどでの見学のために招いた。

ビジネス環境観察員である毛津梅氏は、「今日の見学体験を通じて、私は多くの現代化された管理モデルと情報化されたスマートサービス手段を目にし、天府新区が企業と市民に『人民を中心にし、サービスの品質向上を最優先事項にする』というサービス理念を持っていることをしみじみと感じた。また、われわれが引き続き天府新区で成長を実現していく自信と底力がさらに確固たるものになった」と話した。

今年の初頭から、天府新区は「1四半期終了ごとに1回の事業計画をする」という業務メカニズムを構築した。改革推進の進展と効果を定期的に測定・評価するとともに、改革推進のプロセスに対する追跡を展開し、さらに注目点を掘り起こし、短所や漏れを調査・補強し続けている。

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