1‐3月期の北京のインバウンド客が前年同期比3倍増に

2024-05-24 17:04:00

昨年11月以来、中国は査証(ビザ)免除措置の対象となる国を相次いで増やしてきた。また、「中国旅行デー」だった今月19日から、北京や上海などの一線都市が観光客を呼び込む優待キャンペーンを打ち出し、さまざまな措置が相乗効果を発揮しているのを背景に、中国のインバウンド客が急増している。中国国家移民管理局の統計によると、第1四半期(1-3月)、中国がビザを発行した外国人の数は前年同期比118.8%増の延べ46万6000人に達した。ビザ免除措置を利用して中国に入国した外国人は前年同期比266.1%増の延べ198万8000人だった。

一線都市の北京、上海、広州を見てみると、北京市文化・観光局が最近発表したデータでは、第1四半期に北京を訪問したインバウンド客は前年同期比3.1倍増の延べ46万9000人、観光産業の外貨収入は同比225.8%増の6億5000万ドル(1ドルは約156.6円)に達した。

上海出入境総検査所が4月30日に発表した統計によると、今年1月から4月29日までの期間、上海から入国した外国人の数は前年同期比3.9倍増の延べ129万2000人に達した。

また広州白雲国際空港から出入国した旅客の数も今年上半期、激増した。メディアの報道によると、今月17日午前10時の時点で、同空港の出入境検査所から出入国した旅客の数は前年同期比約160%増となる500万人を突破した。

周辺国を見ると、中国を訪問する韓国人やロシア人が急増している。「湖南省・張家界の山の上が韓国人でいっぱい」というのが、中国のソーシャルメディアで大きな話題となっていることは、韓国人の間で中国の人気観光スポット・張家界がどれほど人気となっているかを物語っている。

韓国法務部の統計によると、今年1月、中国を訪問した韓国人は昨年同期比908.7%増の14万2000人と、爆発的に増加した。ロシアの旅行サイト・OneTwoTripの統計によると、ロシアでは4月に、広州や北京、上海のホテルの検索回数が前月比で3倍増となった。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年5月23日

関連文章