四川蓬安、農村振興のための人材連盟を結成

2024-06-03 14:55:00

  

 

 

農村振興を全面的に推進するには、人材がカギとなる。四川省蓬安県は、農村振興人材育成連盟を結成し、農村の全面的振興のための強固な人材支援を提供している。 

今はちょうど、農業生産において「早稲の収穫と晩稲の作付けを急ぐ」シーズンにあたり、四川省蓬安県利渓鎮万寿村の龍英さんはますます忙しくなる。畑に没頭していた今年57歳の龍さんは、今ほかのものに注目している。それは、スマホのミニアプリ「慧村」である。若者がスマホをいじると同じように、龍さんも毎日「慧村」の内容を見ている。 

「デジタル慧村とは、利渓鎮が人材連盟による農村振興プラットフォーム智治(スマート・ガバナンス)を試験的に運用するためのスマホ端末のミニプログラムです。村の人たちと、農村振興人材育成連合の農業技術専門家、現地にいる専門家グループ、農業技術者などをつなぐことができます」 と利渓鎮の関係者が紹介した。 

「智治」プラットフォームは、人材サービス、党建設・学習、農業技術知識、農業技術研修、お知らせ、農業リマインダー、随時連絡、クラウド放送など、農業生産に必要とされるほぼすべての情報とサービスをカバーしている。例えば、「智治」プラットフォームの「随手拍(随時連絡)」機能を通じて、村の人たちや業者、村レベルの人材サービス係が、いつでもどこでもニーズや問題をアップロードすることができる。プラットフォームの「紅色預警(非常警報)」で専門家にタイムリーに通知を送ることもできる 

 

 

 

蓬安県塔子山晩生柑橘現代農業園区では、蓬安県農村振興人材育成連盟の柑橘産業サブ人材連盟は最近、晩生柑橘産業のブランド化・チェーン化・効率化の推進を加速させるために、四川省農業科学院高級農芸師・黄偉氏を招き、「専門家講座+フィールド教室」の形で柑橘植物保護現場会議を開催した。 

郷土の雰囲気に満ちた「フィールド教室」は、参加者たちからの好評を得た。参加した業者によると、以前は専門知識・技術に欠けているため、植えた柑橘の木が病気にかかりやすく、柑橘の品質が不安定など、問題がなかなか解決できない状況が多いという。「今回の会議を通じて、柑橘栽培の改善に役立つ実用的な技術をたくさん学ぶことができました。」 

「これからは晩生柑橘栽培の自然的な優位性を十分に発揮し、産業規模、産地での一次加工、地域ブランド化、新型主体の育成などの発展と高度化に努力します」 蓬安県農村振興人材育成連盟の柑橘産業サブ人材連盟の責任者は述べた。県の柑橘産業の発展を全力で支援し、科学技術を現場に送り込み、柑橘の品質を絶えず向上させ、市場競争力とブランド影響力を高めていく。 

 

 

 

蓬安県は昨年から、積極的に農村振興人材育成連盟の人材係や加盟する人材の素質と能力を強化してきた。県級サブ連盟の人材係が視野を広げ、能力向上を後押しするために、全県の人材労働者セミナーを開催し、総連盟事務局、市級サブ連盟事務局の専門家を演壇に招待し、貴重な経験を得た。 

同県はまた、加盟する人材の知識やスキルをたえず向上させるために、各部門の研修の政策やプロジェクト、資源を統合させ、農村振興や末端農業技術の普及などの専門スキル研修とコンピテンシー研修を開催している。農業者たちを素人から玄人に育てるため、農業産業園区、企業経営主体などと協力して、利渓産ホワジャオ、睦穀物・食用油など、36の高品質農村人材育成基地(フィールドスクール)を立ち上げ、57のコースを開発している。 

 

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