2024「双城杯」スヌーカー招待大会が成都新都区で開催
四川省の省都である成都市の新都区三河村の譚暁勇さんは、先週、村でプロスヌーカー選手たちと腕試しを楽しんだ。
20年のスヌーカー愛好家である譚暁勇さんは、7月9日から12日までに開催された今年の「双城杯」スヌーカー招待大会で、「憧れの選手たちに会えて、非常に興奮していた」と話した。
「農村スヌーカー」としてよく知られているこのイベントは毎年も行われるという。昨年は一回戦で敗退した譚さんは、今回は16位に終わった。
このイベントの主審を務めた国際レベルのスヌーカー関係者である張濤さんは、「このトーナメントを過小評価してはいけない。今年の参加者の多くは、地域や国のトップ選手だ」と述べた。
世界有名なスヌーカー選手である肖国棟さんと周躍龍さんを含む、14歳から56歳までの32人が大会に参加した。
「競争は非常に激しかった。前回のチャンピオンでも早々に敗退した」と張濤さんは話した。
今年のチャンピオンである肖国棟さんは、イベントで使用された高品質の機器と先進的なスマート採点システムを称賛した。
2019年に村のスヌーカー会場がオープンして以来、肖国棟さんと周躍龍さんは国際大会の合間に頻繁にそこで練習してきた。
「このような絵のように美しい村でスヌーカーをプレーするのは、唯一無二の経験でした」と肖国棟さんは述べた。彼は、このイベントがより多くの農村住民にこのスポーツを紹介し、農村振興を促進することを期待している。
2位に終わった姚鵬程さんは、試合の合間に村の探検を楽しんだ。
「美しい景観の中にホテルやカフェ、レストランが点在しているので、観光客はリラックスして利便性を楽しむことができる」と彼は言った。
三河村党総支部の譚傑書記によると、今年の大会を現地またはライブストリーミングで視聴した人は120万人を超え、その視聴者数は村の農産物の売上の大幅増加につながったという。
「私たちの村にはかつて、集団所得も、地元の起業家も、外部からの投資も全くなかった。地方のスポーツイベントを開催することは、村の繁栄につながった」と彼は話した。
村の変革は2015年から始まった。当時、譚傑さんは穀物を乾燥させる畑を7人制のサッカー競技場に変えるよう、住民を説得していた。
彼らはまた、サッカー愛好家を惹きつけるために毎年開催される「宝柚杯」サッカー大会をスタートし、その観衆を利用しグレープフルーツの売上を伸ばした。
三河村は現在、年間20万人以上の観光客を集めており、近年では1億元(約21億7391万円)の社会資本投資を確保している。
斑竹園街道(コミュニティ)人民代表大会の何竟舟副主任は、村が標準的なサッカー競技場を建設し、10月の収穫後に水田で夜間音楽フェスティバルを開催する計画を発表した。
貴州省の農村バスケットボール大会や農村サッカースーパーリーグ、内蒙古自治区の農民・牧畜民バレーボール招待大会など、草の根スポーツイベントが中国全土で盛んに行われている。
農業専門家の章継剛さんは、農村におけるスポーツイベントの人気は、中国において革新的な農村開発モデルを構築する努力の結果だと述べた。また、イベントの持続可能な発展には、ブランドのプロモーション、インフラ建設、産業チェーンの発展、人材育成、環境保護が必要だと付け加えた。
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