大阪・関西万博の中国パビリオンにて「広西ウイーク」開幕

2025-06-12 16:19:00

大阪で開催中の万博において、6月11日、「中国パビリオン・広西ウーク」が盛大に幕を開けた。イベントは「壮美広西,緑動未来(壮麗なる広西、緑が未来を動かす」をテーマに、政財界の対話、開幕式、広報映像、テーマ公演などを通じて、広西の文化とエコロジーが持つ独自の魅力を発信するもの 

広西チワン(壮)族自治区人民代表大会常務委員会の劉有明副主任はあいさつで、「2005年の愛知万博以来、広西はこれまで5回連続で万博に参加してきた。『広西ウーク』を通じて、世界に対し開放と協力の意思を伝え続けている。今回のイベントでは、広西の自然風景、民族文化、グリーン開発の成果を包括的に紹介する」と述べた。 

また、中国館館長であり、中国国際貿易促進委員会(CCPIT)展管理部の部長である鄔勝栄氏は、次のように指摘した。「近年、広西と日本との経済・文化交流はますます密接になっている。24年、広西と日本の貿易総額は67億元(約1400億円)に達し、前年比で10.8の増加を記録した。同年、広西が受け入れた日本人訪問者数も前年比で82.3増加している。6月5日には、CCPITの招きにより日本国際貿易促進協会が中国を訪問、広西を視察し、広西貿促会と協力覚書を締結、広西-日本経済貿易協力交流会を成功裏に開催した」 

駐大阪中国総領事の薛剣氏は、「今回の広西ウークでは、『桂物産シルクロードの旅』名品展示、エコ・健康産業のプロモーション、文化・観光・無形文化遺産の没入型体験など多彩なイベントが予定されており、広西の山水の美しさ、人文の魅力、発展の勢いを多面的に示すことができる。日本の各界の友人たちがこの『広西ウーク』を契機に交流を深め、協力を広げ、互恵・ウインウインの新たな章を共に記し、中日関係の改善と発展により多くの前向きなエネルギーを注ぎ込んでくれることを心より願っている」と述べた。 

2025年日本国際博覧会協会国際局の永野光執行ディレクターは、今回の万博について、「世界各国の極めて貴重な展示品を間近で鑑賞できる貴重な機会であり、来場者が各国の文化を理解し、視野を広げるきっかけとなる」と語った。さらに、広西は美しい自然環境と「長寿の郷」として名高い地域であり、今後のさらなる交流と協力に期待しているとした。 

日中経済貿易センター理事長の池田稔氏は、同センターが日中経済交流を促進する民間団体として長年にわたり中国各地と広範な交流を行ってきたことに触れ、「現在、広西の発展は非常に良好であり、より多くの日本の人々に広西を訪れてもらい、現地の最新の発展状況を肌で感じてほしい。山水の景色、多元的な文化、特色ある料理、そして独特な風情を存分に味わっていただきたい」と述べた。 

その後、「桂物産シルクロードの旅――万博ステーション」のキックオフ式典が行われた。今後、大阪市のグランドプリンスホテル大阪ベイにて、広西の名産・特産品約200種が展示される予定。広西からは優良企業35社、企業代表50が参加し、日本の商工団体や企業関係者60以上との商談が行われる見込みであり、広西産業と世界とのウンウンな協力を推進する狙いがある。 

広西ウークのテーマに沿い、会場では広西の民族文化とグリーンな発展理念を融合させた歌や舞踊、人形劇、民族衣装ショーなどのステージパフォーマンスが披露され、観客から盛大な拍手が送られた。 

同日、広西の無形文化遺産の実演やミニパフォーマンスなどの常設イベントもスタートした。6月11日から13日までの期間中、中国館1階の無形文化遺産展示エリアでは、木彫り人形、うちわ、刺しゅう、陶芸などの伝統工芸や、「漓江画派」の名作展示、拓本体験、民族衣装の試着体験など、インタラクティブな催しが行われている。また、中国館の屋外エリアでは、1日2~3回の小規模ステージが実施され、広西のきらめく民族文化と自然との共生というグリーンな発展理念をアピールしている。 

同イベントウイークは、広西チワン族自治区人民政府の主催、広西貿促会の運営により実施され、中日の各界から約100の友好関係者が参加した。 

人民中国インターネット版

 

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