中国国際航空公司が日本で車載用AED寄贈プロジェクト始動
中国国際航空公司・日韓地区支社(以下、「国航日韓支社」)が龍在日華人援助協会(以下、「龍チャリティー協会」)に、車載用AED(自動体外式除細動器)を寄贈するプロジェクトの始動式が今月13日、東京中国文化センターで開催。在日本中国大使館の陳巍公使参事官兼総領事や、東京中国文化センターの羅玉泉センター長、国航日韓支社の馮力社長、龍チャリティー協会の劉勇会長などのほか、救助隊やボランティアの代表などが、この心温まる活動の始動式に出席した。人民網が伝えた。
馮社長は、「昨年12月、当支社は、『龍チャリティー協会』に、救援指揮所テント、バスケットストレッチャー、救助服といった災害救助用装備・機材を寄贈した。これらの装備・機材は『龍チャリティー協会』の救助隊の普段の訓練や、救助活動において、重要な役割を果たしている。今回の車載用AED寄贈プロジェクトは、当社と『龍チャリティー協会』が、社会的責任をきちんと果たし続け、『愛』のバトンを繋ぐリレーの一環だ。今回の寄贈プロジェクトも、これまでのプロジェクトと同じように重要な役割を果たし、社会の救助能力を増強することを切に願っている。それと同時に、AEDを使うケースが発生しないことも心から願っている」とした。
陳公使参事官兼総領事は、「国航は救助用機材を何度も寄贈して、社会的責任を果たすことを片時も忘れていないことを行動で示している。また、ボランティア活動を、航空経営事業発展の血脈に組み込み,『生命至上』という理念を実践し、海外における中国系企業のイメージを高めている。昨年1月、『龍チャリティー協会』は、日本の能登半島地震の被災地で、被災者にサポートと援助を提供し、中日友好のために、実際の行動で貢献した。今回、『龍チャリティー協会』が新しい実用的な機材を得たことは、まるで鬼に金棒になったと言えるだろう。国籍を問わずに、人道主義に基づく人命救助を実施することで、日本の華人・華僑のイメージを高めることができる」とした。
CPR(心肺蘇生法)とAEDの使い方を実演する「龍チャリティー協会」の救助隊(撮影・蒋暁辰)。
ボランティアと共にAED搭載車両ステッカーを貼るゲスト(撮影・蒋暁辰)。
記念写真を撮影するゲストと参加した人々(撮影・蒋暁辰)。
2021年に設立された「龍チャリティー協会」は、多くの慈善家が集まる在日華人からなる一般社団法人で、これまで積極的にボランティア活動を展開し、人道支援や災害緊急支援、特殊詐欺警戒呼びかけといった、ボランティア活動を何度も行い、日本の華人・華僑、社会各界から高く評価されてきた。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年8月14日