「陝西から安徽への電力送電」プロジェクトが最終段階へ
メーデー連休が近づく中、陝西省北部の黄土高原では、「陝西から安徽への電力送電」プロジェクトの重要拠点である宝塔山±800キロボルト変換所で、忙しくも整然とした作業が続いている。6月の運転開始まで残り1カ月余りとなり、現在は試験調整、品質監督、最終検収を並行で進める大詰めに入っている。
現在、施設内では直流配電システムの調整試験が最終段階に入っている。5月からは中国電力科学研究院が主導するシステム全体の総合試験が本格的に始まり、交流・直流を含む一体的な電力システムを対象に実施される予定で、試験期間はおよそ2カ月に及ぶ見込みだ。
プロジェクトチーフエンジニアの王辰氏によると、運転開始が目前に迫る中、時間的余裕は少なく、作業量も非常に多いという。そのため、毎日の作業終了後には必ず打ち合わせや不具合対策会議を開き、問題点をその日のうちに確認・解決している。特に直流配電システムの試験では、24時間連続作業を確保するため三交代制を導入する必要があるという。
設備のわずかな不具合が工期の遅れにつながる恐れがある。調整試験の過程で異常が見つかった場合、現場スタッフは直ちに関係部門と連携し、機器交換などの対応を迅速に行う。「問題を見つけたら、可能な限りすぐに解決しなければなりません。それが『欠陥ゼロ』での運転開始という目標を実現するために欠かせません」と王氏は語る。
プロジェクトの運転開始が近づくにつれ、現場スタッフの気持ちも高ぶっている。 「まだ黄土の斜面しかなかった昨年春からこの場所で作業を続けてきました。今ではこの変換所は、私たちにとって我が子のような存在です。運転が始まれば次の建設現場へ向かうことになります。名残惜しさもありますが、それ以上に大きな達成感と喜びでいっぱいです」
西部で生み出された電力を東部へ送り届ける国家規模のエネルギープロジェクト。その背後には、現場で働く人々の粘り強い努力と責任感がある。現在、プロジェクトの品質監督作業はほぼ完了し、検収作業も着実に進められている。
この超高圧直流送電プロジェクトは6月に運転開始を迎える予定だ。国家電網陝西電力には、王辰氏のように最前線で働く多くの技術者がいる。彼らは専門知識と揺るぎない使命感を胸に、より多くの人々へ明るさと涼しさを届ける電力の大動脈を築いている。
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