考えて行う

2023-12-07 11:58:00

梁婷婷 長春師範大学外国語学院

 

言葉には力があり、キーボードそっとたたかれた言葉は心を温め、人々に希望を与える一筋の光にもなれば、空を覆い、人々を息苦しくさせる闇のかけらにもなる。

日本のドラマ『3年A組』は、インターネット上の言論の自由という美しい美名の下にある恐ろしい暴力を感じさせてくれ。このドラマの主人公である柊先生は、自身が丹念に練った計画を使って、学生やネット上の人に、自らの体験も交えて考えることの大切さを有意義に教えてくれた。

劇中にこんなセリフがある。あなたの不注意な一言が誰かを救うかもしれないが、同時に誰かを傷つけるかもしれない。自分が発した一言が人の命を奪う可能性があることを決して忘れてはならない。この言葉を聞いて、私は成績がクラスでも最下位だった中学時代のことを思い出した。クラスで学級会をすることになったとき、先生はクラスをいくつかのグループに分け、グループごとにリーダーを決めて出し物を仕切らせた。その時、私はグループの中でリーダーに立候補したいと思い、積極的に手を挙げたところ、グループの男子の一人が陰でこう言った。勉強ができないのに、リーダーになる資格はないだろう?と。そう言った後、もう一人の男子と一緒に私を笑った。その瞬間、私はとても恥ずかしく、悲しくなり、涙を流しながら黙って手を下ろした。それ以来、私は頑張って勉強している。勉強ができないからといって、他人にすべてを否定されたくない。また、この言葉に傷つけられたことで、その後のあらゆる決断において、果たして自分はうまくできるのかどうかためらうことが多く、簡単に自分を否定するようになった。

何も考えずに傷つけるような言葉を口にするのは、最も腹立たしいことだ。幼少期に一生を癒す人もいれば、一生をかけて幼少期を癒す人もいる。肉体的な傷はいつか癒えるが、精神的な傷は一生癒えないかもしれない。諺にあるように、良い人からの優しい言葉は3回の冬を暖かく保つことができるが、悪い言葉はも寒く感じるつまり、言葉はたった一言で心を温めるも、傷つけるもできる。何かを発言したり、重要な決断をしたりする前には、落ち着いて頭でよく考えてから、行う必要がある。また、自分が普段人に投げかけている言葉を見直して、一語一語を気を付けて生活するべきだ。 

サイバー・バイオレンスとは、まさに無思慮に発した傷つく言葉の最大化であり、テクノロジーの利便性によって、キーボード戦士たちはますます図々しくなっている。誰もが、私は軽く踏んでいるだけだと思っているが、何千もの軍勢が踏みにじれば、人を壊すには十分だ。こういうことをする人たちは、自分たちは正義を貫いていると思っている。噂を立と、あっという間に噂が噂を呼ぶが、後になって真実が明らかになると、みんな自分がしたことを忘れ、他人のように振る舞う。このことに気づけないような麻痺した若者であってはならない。自分の言葉に責任を持ち、考えることを学び、他人に対して親切に接することを学び、自分を大切にすることを学ぶべきだ。

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