人生を輝かせる生き方

2023-12-07 14:25:00

尹嘉影  吉林財経大学  

 

「もし、人生をやり直すことができたら」

こんなことを考えたことがあるだろうか。私はドラマ『ブラッシュアップライフ』の主人公である麻美さんの生き方に強く共感し、また彼女を通して自分の人生について真剣に向き合うことができた。主人公の麻美さんはドラマの中で何度も人生をやり直すが、現実の世界では人生をやり直すかどうか選択することができるなんて、きっとあり得ない。しかし、非現実的な物語の展開にも関わらず、麻美さんは一体どうなってしまうのかと、まるで私が麻美さんだと錯覚してしまったようにワクワクドキドキの連続だった。

ある日、主人公の麻美さんは交通事故で亡くなってしまう。そして、あの世の入口の案内人に次の生まれ変わりは「オオアリクイ」だと告げられる。麻美さんはその事実が受け入れられず、人生を最初からやり直すことにする。しかし、それは何度も繰り返され、最終的に5回も人生を繰り返すことになった。

麻美さんのいくつかの人生の中で、私は気づいたことがある。彼女のやり直しの人生は努力ばかりの苦しく忙しいだけのものではなかったということだ。平凡な生活の中で、彼女はいつも友人や家族と共に素敵な時間を過ごしていた。麻美さんはどの人生でも「こうなりたい」、「こうしたい」ということが明確だった。そして、麻美さんがやり直したどの人生にも共通点が2つある。1つは努力して成果をあげて目標を達成しようとすること。もう1つは友人や家族との時間を大切にしていることだ。

私は小さい頃から、早く家族から独立して一人前になりたいとよく言っていた。そのうえ、自分の能力を超えた目標を設定しては、結果が出る前に諦めるということを繰り返していた。あるいは、ただ大きな目標を設定するだけで、行動に移そうとしなかった。だから、麻美さんが目標を決めたら、すぐ行動に移して最後までやりきるところを見て、少し恥ずかしい気持ちになった。

もう一つ麻美さんから学んだことは家族愛と友人愛だ。麻美さんが百年に渡る5回の長い人生を耐えられたのは家族と友達があってのことだ。例えば、四度目の人生で、ようやく妹の披露宴に出席することができた時、私も心から祝福し、麻美さんの妹の人生の門出にうれし涙を流した。

どの人生でも麻美さんはキラキラと輝いていた。私は麻美さんから人生を輝かせる方法を学ぶことができた。そして、麻美さんは毎日の何気ない行動や周囲の人とのふれあいを欠かさなかった。私は麻美さんから私に関わる全ての人との交流はかけがえのない大切なものであることを学ぶことができた。輝かない人生などないのかもしれない。平凡そうに見える私の人生も例外ではないはずだ。私はこれからも一生懸命勉強して、努力しするだろう。大学を卒業したら、次は一生懸命働くだろう。しかし、私は麻美さんのように目標をもって、学歴のためでも仕事のためでない時間を大切にしながら人生を歩んでいきたいと思う。

関連文章