思いやりの生き方

2023-12-07 15:16:00

王露茜  青島大学  

 

「私は人を待つなんて嫌いじゃないよ。だって、長く待てば待つほど、会った時に嬉しいじゃない。」これはアニメ『名探偵コナン』の毛利蘭のセリフです。工藤新一の帰りをずっと待ってきた蘭は友達の園子に「私、人を待つなんて苦手なんだよねー。蘭もそうでしょう?」と聞かれた時、彼女は幸せそうな顔をして、そう言ったのです。2021年の夏休みに、大学受験が終わった私はこのセリフに心を奪われました。その言葉の裏には、他人への思いやり、信じることと優しさの力が全部入っています。その言葉は、日本人の一つの独特な価値観を示したと思います。

 日本人は人にだいたい「礼儀正しくて、秩序ある社会を作っている」というイメージを残します。例えばどこでも自発的に並んだ隊列、静かな電車の中、いろんな便利な商品など。その正しい礼儀を日常生活に浸かった原因は多分「思いやり」をずっと心に刻んでいると思います。蘭は新一のことを心配してきたけど、自分の考えは彼にとって負担になるかもしれないから、そのまま言わずに新一のことを信じて、長く待って来たのです。

こういう「思いやり」があるからこそ、不要なトラブルを回避でき、もっと暖かさといい気持ちを与えることができます。

ある夜私は寮へ戻る途中、前に一面識のあった日本人の女の子の格好に引かれ、追いつきました。簡単な自己紹介をしたうえで、たまたま期日の話しをしました。それで私は「七日」を「ななのか」に言い間違えました。でもその時の話しは順調に続いたのです。SNSを交換して、私は戻ったら、突然、「あれっ、言い間違えた」と自分に驚きました。慌ててお詫びのメッセージを送ったが、彼女は「いや、むしろ私の耳がちゃんと聞き取れてなくてすみません」と答えました。自分のミスだったくせに、相手を反省させてしまったのです。

その時、カルチャーショックというより、その考え方の偉大さを感じさせられました。相手の気持ちを理解して、自分の上を扱うということはつまり「思いやり」っていうこと実は「謙虚」のことではないでしょうか。

日本にいるネット友の座右の銘は「一つ感謝の気持ち、二つ謙虚の気持ち、三つ思いやりの気持ち」彼の子供の頃母から何度も聞かれたのです。この言葉を大切にしている人がたくさんいると思います。これから自分もその三つの心を持って、毎日を大切に生きて行きたいです。

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