三農問題
「2023年の農村振興の全面的推進における重点的取り組みの達成に関する中共中央と国務院の意見」がこのほど発表した。これは中国共産党第20回全国代表大会(第20回党大会)後に発表された初の「三農」(農業・農村・農民)政策を指導する「1号文書」であり、習近平氏を核心とする中共中央が「三農」政策を非常に重視していることの表れであり、農業重視、農業強化という強いメッセージを伝えた。
第20回党大会は社会主義現代化国家の全面的建設、中国式現代化による中華民族の偉大な復興の実現という壮大な青写真を描いた。社会主義現代化国家の全面的建設において、最も困難が多く重い任務は依然として農村にあることを深く認識しなければならない。農業強国は社会主義現代化強国の礎であり、人々の素晴らしい生活へのニーズを満たすうえでも、質の高い発展を実現するうえでも、国家安全保障の基礎を固めるうえでも、農業の発展が不可欠だ。
第18回党大会以降、習近平総書記を核心とする中共中央は、「三農問題」の解決を全党の最重要政策として堅持し、貧困脱却の難関攻略を果たし、絶対的貧困問題の解決という歴史的成果を成し遂げ、農村振興戦略を実施し、農業と農村の歴史的成果と歴史的変革を促進してきた。農業の総合生産力は大台に達し、農民の収入は増え続け、農村の生活は大幅に改善され、農村の姿は一新され、党と国家の事業が新たな局面を全面的に切り開くうえでの重要な支えとなった。習総書記は歴史的視点で農業・農村・農民問題を捉え続け、一連の重要な論述を発表し、「三農」政策における一連の重大な理論的・実践的問題に理にかなった回答を示し、新時代の「三農」政策を成し遂げるための行動綱領と根本的根拠を提供した。「三農」政策に関する習近平氏の重要論述は、「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」の重要部分をなし、新たな発展段階において「三農」政策を成し遂げることの重要性と緊急性を全党が十分に認識する後押しをし、全党と社会全体が力を挙げて農村振興を全面的に推進し、農業と農村の現代化を加速し、社会主義現代化強国を全面的に完成し、中華民族の偉大な復興という中国の夢を実現するうえで、非常に重要な指導的意義を持つ。