中央経済活動会議開催 2018年は8つの重点取組みで質の高い発展を促進

2017-12-21 14:01:00

 

2017年の中央経済活動会議が18−20日にかけて、北京で開かれた。会議は中国共産党第18回全国代表大会(第18回党大会)以降の中国の経済発展の歩みを総括し、現在の経済情勢を分析し、2018年の経済活動を手配した。

 会議では、中国の特色ある社会主義は新時代に入り、中国の経済発展も新時代に入ったとされた。その基本的な特徴は、中国経済が高成長の段階から、質の高い発展の段階に転じたことだ。質の高い発展の推進は、経済の持続的かつ健全な発展を維持する必然的な条件であり、中国社会の主な矛盾と変化に適応し、全面的に小康社会及び社会主義現代化国家を建設するための必然的な条件である。質の高い発展の促進は、現在と今後一定期間の発展方針及び経済政策を定め、マクロ調整を実施する根本的な前提だ。質の高い発展を促進する指標体系・政策体系・標準体系・統計体系・業務成果評価・業績評価体系の形成を加速し、制度的環境を構築・整備し、中国経済の質の高い発展の実現推進で絶えず新たな進展を手にしなければならない。

 会議は、来年の経済活動は質の高い発展の促進をめぐり、次の8つの項目を重点に取り組んでいく方針を示した。

 (一)供給側構造改革の掘り下げ。「中国製造」から「中国創造」への転換、「中国の速度」から「中国の質」への転換、「製造大国」から「製造強国」への転換を推進する。

 (二)各種市場主体の活力を引き出す。国有資本の強化・改善・規模化を推進し、国有企業・国有資産改革案を改善する。国有資産監督管理機関の職能の転換を加速し、国有資本授権経営体制の改革に取り組む。

 (三)郷村振興戦略の実施。農業の供給側構造改革を推進し、質の高いかつグリーンな農業振興、農業政策の増産から質向上への転換という方針を堅持する。

(四)地域協調発展戦略の実施。基本公共サービスの均等化を実現し、インフラ整備の均衡をとり、国民の生活水準をほぼ同等とする。

 (五)全面的な開放の新構図の形成を推進。開放の範囲とレベルをさらに拡大し、開放的な思想と観念、構造と計画、体制・メカニズムでさらなる拡張を目指す。

 (六)国民生活の保障・改善水準の向上。国民が関心を寄せる問題に的を絞り施策し、構造的な矛盾の解決を重点に取り組んでいく。

 (七)供給主体・ルートの多様化、リース方式・買い上げ方式の並行を旨とする住宅保障制度の確立を急ぐ。

 (八)生態文明の建設推進を加速。第13次五カ年計画で定められた生態保護・修復重大プロジェクトを実施する。大規模な国土緑化行動を開始する。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」20171221

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