平和と建設の大行進ー盛大な國慶節の祝典

2023-05-18 13:05:00

中華人民共和國成立四周年記念日の十月一日、中國人民はひとしむ大きな喜びにあふれながら心から今年の國慶節を祝つた。中國人民は四年らい抗米援朝の闘いに偉大な勝利をかちとり、國內では各種の社会改革を基本的に完了し、経済復興期の諸工作を完成し、計画的な経済建設を目ざして次第に前進をつづけてきた。そして今年からは國家建設第一次五ヵ年計画の第一年目に入つたのである。

この偉大な記念日を迎えた人民の首都―北京では、全市いたるところに五星の赤旗がひるがえり、家々の門には赤地の布をはりめぐらし、眞紅の提燈をつるし、多くのビルジングには『國家の社会主義工業化を実現するために奮闘しよう!』『愛國増產節約運動を展開しよう!』『國家計画を完成し、超過完成するために奮闘しよう!』という金文字のスローガンが眞赤なアーチに力づよくしるされている。天安門の楼上には金色まばゆい國家の紋章が輝き、天安門の城壁正面には中國人民の偉大な指導者毛澤東主席の大肖像画がかかげられた。澄みわたつた空、眞赤な城壁、黄金色の瓦、ひろがえる色とりどりの旗を背景にしたまばゆいばかりの天安門の城楼は、一段と莊嚴さを加えた。

午前十時、天安門廣場で盛大な祝賀式典が始まつた。中央人民政府毛澤東主席は、祖國をまもり平和建設をまもる武裝部隊と、平和建設に從事する首都四十万の人民のデモ隊を検閲し、デモの隊列は最も敬愛する偉大な指導者に向かってわきかえるような歓呼の叫びをあげた。

天安門前に設けられた式典観覽席には、一万余名の参列者がぎつしりとたちならんだ。平和擁護日本委員会々長、すぐれた日本人民の指導者、スターリン國際平和賞金受賞者大山郁夫敎授をはじめ、柳子夫人、淡德三郎氏、米川正夫氏、日本の『日中貿易促進議員連盟』代表団一行は、中國に駐在する各國の外交官、各國の來賓とともに式典に参列した。中國の要請にこたえ建設を援助するために來華しているソ同盟の專門家、中國人民志願軍と中國人民解放軍各部隊の國慶節式典参列代表団、ヴエトナム、ビルマ、インド、インドネシアなどから祖國をおとずれた華僑観光団、チベツトその他の各地からきた少数民族の國慶節式典参列代表、先進的な労働者農民、科学者、文芸作家、敎育家および首都の各政府機關、各民主党派、各人民団体の高級幹部などが観覽席をうずめた。

國歌の奏楽ととどろきわたる礼砲につづいて閲兵式が始まつた。朱德総司令は閲兵ののち命令文を讀みあげた。中國人民解放軍の各兵科の勇壯な隊伍は、熱烈な拍手をあびながら歩武堂々と天安門前を行進した。快速歩兵部隊、戰車部隊の行進と呼應して噴射式爆撃機と戰闘機の編隊が空中から栄ある式典に参加した。

鉄道労働者で編成された儀仗隊がデモ隊の先頭にたち、つづいてかわいい少年先鋒隊員一万名のはつらつとした隊列が行進し、天安門正面でいつせいにリボンをつけた鳩と色とりどりの風船を大空に放ち、歓呼の声をあげた。うちよせる大波にも似た労働者と農民の力づよい隊伍は七十名ずつの横隊か組み、新しい生產記錄の図表や生產品の模型、増產節約のプラカード心高くかかげて行進した。そのあとに政府その他の機關職員、市民、工商業者·学生の隊伍がつづき、デモ隊の後尾には文芸工作者と、はちきれるような健康美をほこる運動選手の大隊が歌い、踊りながら行進した。

全國の各都市でもこの日盛大な祝賀の祭典がおこなわれた。上海、天津、瀋陽、廣東、重慶、武漢など各地では、労働者たちは國家の計画を超過完成する誓いをこめてつくつたいろいろな生產図表や模型を高々とかかげて行進した。上海の労働者は百トンの天井起重機、二千七百六十トンの貨物船を期限前に完成し、撫順炭鉱の労働者は予定期日よりも四日早く九月分の生產任務を完成した。鞍山製鋼所の労働者は第三·四半期の生產任務を四·二九%超過完成した。新中國の労働者はこのような生產上の新しい成果を國家へのおくりものとして國慶節を迎えたのである。

チベツトのラッサや日喀則(すなわちタシルンボ)その他の少数民族地区では、祝賀会や競馬大会、集体舞踊大会など民族色豐かな祝賀行事をくりひろげ、心から楽しくこの日を祝つた。

こうして首都北京をはじめとする全國の祝賀行事のなかで中國人民は平和建設への力づよい確信と希望をしめした。全國の人民は中國共產党と中央人民政府、毛澤東主席の指導のもとにかたく団結し、社会主義を目ざす工業化への道を一歩一歩力づよく前進してゆく決意をさらに固くしたのである。

関連文章