東京での中国経済貿易展
2023-05-23 16:33:00
さる四月に、東京の晴海でひらかれた中国済経貿易展覧会は、参加者でたいへんなにぎあいを見せた。さいしょの二日間だけでも八万人の参観者があった。東京都の労働者、官庁の職員、会社員、婦人、学生が大勢つめかけ、近郊の農民も団体でパスを仕立てて参観にやってくる姿も見られた。参観者の一人は意見簿に、「展覧会のいたるところに、中国の自力更生の精神と力が感じられた」としるし、共同通信社も、「晴海の会場にくると、七億の人口をもつ巨大な中国の足音がきこえるようである」と評した。
約一万平方メートルの展覧会場に展示された中国の重工業、軽工業、紡績工業、農業などの展示品一万余点のなかには、高級乗用車、精密工作機械などをはじめ、ソゥゲ細工、刺繍までがそろっていた。
この展覧会の開催にあたり、日本各界からは、大きな支持がよせられ、日本の六○余の団体が、中国経済貿易展覧会を支持する会を結成し、大阪や北九州市でも、展覧会の開催を促進する活動が、活発にすすめられている。