人民のためにもっと薬品を
2023-05-24 15:27:00
解放後二十数年の間に、中国では薬品の全面的な大幅値下げが六回にわたっておこなわれた。現在の薬品の値段は一九五〇年のそれにくらべて八割も安い。最近、上海にあるいくつかの製薬工場を訪ねて、上海製薬工業の新しい姿をこの目で見てきた。
プロレタリア文化大革命いらい、上海の製薬部門で働く従業員は、「医療·衛生活動の重点を農村におこう」という毛主席の指示にしたがい、つねに農村へでかけて調査·研究をおこない、疾病状況を了解するようにしている。そのため、開発と量産のポイントは老年性気管支炎、住血吸虫病、腫瘍、肝炎およびよく見かける病気や多発性の病気などの予防と治療にあてる七種類の薬におかれることになった。この数年らい、かれらが試製に成功して量産するようになった新薬は百二十余種にのぼる。一九七一年度における生産総額は一九五〇年度の百倍である。これらの新薬はいずれも効目がよく、値段も安く、少量の服用ですみ、便利だという特徴をもつ。
撮影/沈延太
薬品の質を保証するため、無菌職場で入念に検査する労働者。(上海第四製薬工場で)
上海中華製薬工場の労働者と技術者は、もと住血吸虫病の流行した地方にでかけてゆき、その地の人びとを訪ねて調査している。これは、住血吸虫病の予防と治療にあてる新薬をつくるためである。
ある労働者病院で、新薬を服用した結果を患者にたずねる「三結合」製薬協力グループの人びと。このグループは製薬工場、科学研究部門、病院の三者からなる。
いま、上海における抗生物質の生産量はプロレタリア文化大革命前の30~40倍である。(上海抗生物質工場で)
製薬工場の労働者は自力で設備を改良している。これは流れ作業線の一部。