中国の抗戦は世界反ファシズム戦争の「非常に重要な部分」

2025-09-02 13:56:00

米ハーバード・ケネディ・スクールの米亜関係専門家であるラナ・ミッター教授はこのほど、新華社記者の単独インタビューに応じ、「中国人民の抗日戦争は世界反ファシズム戦争における非常に重要な部分であり、第二次世界大戦における中国の貢献はより広く認知されるべきだ」と述べた。

ミッター氏は「1937年の盧溝橋事変後、日本の全面的な中国侵略が勃発した。外部観察者の大半は当初、中国の勝算が高くないとみていたが、中国は断固として抵抗を続け、その抗戦がすべてを変えた」と指摘。

ミッター氏は著書「中国、忘れられた同盟国:西洋から見た抗日戦争全史」の中で、「日本が全面的侵攻を開始した後、中国が抗戦を堅持した意義は極めて大きい。数百万人の日本軍が他のアジア太平洋地域ではなく中国戦線に投入された。中国の貢献がなければ、反ファシズム連合の全体勝利は特に困難だったろう」と分析している。

ミッター氏は「第二次大戦における中国の貢献を正しく認識する上で、人々にはさらに多くの取り組みが必要だ」と強調。「西側では現在も、中国の大戦中の努力、犠牲、真の重要性に対する認識が不十分だ。一部の著作は存在するが、より多くの研究が待たれる」と指摘。さらに「大戦での貢献が中国に国連での地位をもたらし、創設メンバーとして最初に国連憲章に署名した」と付言した。

ミッター氏は「1938年に発表された毛沢東の『持久戦論』は、20世紀で最も影響力のある軍事戦略著作の一つだ。今日でも世界各国の軍事アカデミーで教官・学生が研究し、学界では専門家による検討が続けられている」と指摘。

ミッター氏は「『持久戦論』は遊撃戦などの戦術形態が中国においてより効果的であるとした」と説明。さらに「中国侵略日本軍に浸透・支配された地域では、中国共産党が指導する部隊が多様な手段を通じて侵略者に効果的な打撃を加えた」と述べた。

ミッター氏は戦争について、「人類史上最も破壊的な現象の一つと理解すべきだ」と強調。「我々は歴史を通じて、如何に持久性・正義・適切性を備えた形で平和を築くかを理解しなければならない」と結んだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年9月1日

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