李強総理がゲオルギエバIMF専務理事と会談

2023-03-30 16:49:00

 

李強総理は29日、ボアオ・アジアフォーラム年次総会出席のため訪中した国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事と海南省で会談した。新華社が伝えた。

李総理は「今年に入り、中国の新型コロナウイルス感染症対策のスムーズな転換に従い、経済は下げ止まりと回復の傾向を示し、市場予想は好転を加速している。我々は『安定を維持しながら前進』することを堅持し、的確な措置を講じて、マクロ政策のコントロールを強化し、消費と投資の潜在力を発揮させることに力を入れ、揺るぎなく対外開放を拡大し、ビジネス環境を全面的に最適化し、リスクを確実に防止し、解消していく」と表明。

李総理は「今年の世界経済情勢は楽観を許さず、複雑で厳しい試練に直面しており、国際社会は手を携えて協力し、共に対処する必要がある。多国間主義を堅持し、一国主義と保護主義にはっきりと反対し、マクロ経済政策の協調を強化し、グローバルな産業チェーンとサプライチェーンの安全性と安定性及び円滑性を維持する必要がある。中国はかねてから発展途上国の経済発展と民生改善をできる限り支援してきた」とした。

李総理は「中国はIMFとの関係を非常に重視しており、グローバル・ガバナンスにおけるIMFの重要な役割を揺るぎなく支持している。グローバル・ガバナンスのより公正で合理的な方向への発展を後押しし、国際問題における新興国や発展途上国の発言権と影響力を高めるために、引き続き両者間の協力を深めていきたい」とした。

ゲオルギエバ専務理事は「IMFは中国が多国間主義を堅持し、発展途上国の債務危機発生の防止に重要な貢献を果たしていることを評価する。中国とマクロ経済政策のコントロールにおける協力を深め、発展途上国が債務危機により良く対処できる手助けをし、世界がより安定し、安全になることを望んでいる」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年3月30日

 

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