ハルビンの人々の性格と同じように、現地の民俗文化のほとんどはこのような気質を持つ。例えば、国家無形文化遺産に登録された「龍江影絵劇」は、河北省などの影絵劇とは打って変わって、役者が東北方言を使って地声で歌い、大胆で迫力のある曲風になっている。影絵劇は、清朝末期に河北省などの芸術家によってハルビンに伝えられ、２００年以上も伝承されてきた。ハルビン児童芸術劇場の影絵劇団は、これまでに日本公演を11回行っており、そのパフォーマンスは現地でも好評を博した。 

着色が大胆で、現地の特色にあふれている龍江影絵