冬季スポーツ
2022-03-08 16:06:22
凍りついた松花江の上で「氷尜(氷上こま回し)」で遊ぶ市民。「氷陀螺」ともいい、東北地方の伝統的なウインタースポーツの一種(写真/銭海澎・人民中国)
寒中水泳大会、アイスホッケー大会、スノーフットボール大会などのウインタースポーツも、国際氷雪祭期間中の注目の的だ。豊かでユニークな氷雪資源を持つハルビンは、数多くのウインタースポーツイベントの会場となっている。
独特の気候と地理的条件に恵まれたハルビンのウインタースポーツの歴史は長い。中東鉄道開通後の外国人の流入により、スケートやスキーなどの近代的なウインタースポーツがハルビンにもたらされた。10年には、ロシア人が道里地区に中国初の人工スケートリンクを造った。その後、ハルビンには中国初の人工スキー場もできた。
ハルビンには昔から、寒中水泳の風習がある。冬の松花江はよく、寒中水泳の愛好者でにぎわっている。彼らは氷を割ってプールを作り、氷点下20~10度の気温の中で思う存分泳ぐ。過去の長い年月の間、この地の人々は厳しい自然環境と闘いながら、寒冷な気候条件を少しずつ貴重な文化的資源に転化してきた。その闘いの中から、ハルビンの人々は勇敢で剛毅な性格を身に付けたのだ。
寒さを恐れない市民たちは自発的にさまざまな規模の寒中水泳チームを作り、寒中水泳を通じて体を鍛え、精神に磨きをかけている(写真・李君)