私と中国の出会い
志喜屋 有梨花
私が中国語についてもっと知りたいと興味を持ち始めたのは高校に入学したあとのことでした。私の住む石垣島には新型コロナウイルス感染症拡大前は台湾地区や中国大陸部からの観光客が多く来島していて、スーパーマーケットや街中で中国語を耳にする機会が多くありました。中国語を初めて耳にしたときは、早口で何を言っているのかわからず、とても困惑しました。しかし他国のことばに興味があり色々な言語を勉強して身につけたい、そして世界の公用語である英語を学ぶ以外にももっと身近で聞く中国語を学びたいと思い、中国語が専門科目である学科に入りました。学び始めて最初に感じたことは、中国語には漢字以外にもピンインというものがあること、発音の種類が405個もあり日本語にはない発音があること、四声のこと、日本語と違った文の構成などに苦戦しました。一年間中国語を勉強して中国語検定準4級を取得することができ、中国語が好きになり、これからもがんばろうとやる気がで始めました。そして中国語を学習し始めて2年が経ち、県の中国語レシテーション大会に出場し初級の部で優勝することができ、中国語検定でも一つ上の4級に合格することができました。この二年間で中国語を聞いて実際に自分で話すということでリスニング力にも自信がつきました。日本語にはない発音を耳で覚え、話すことはとても難しくて、四声の注意点などなれないイントネーションでとても苦戦しましたがただ文を書くだけではなく話すことはもっと中国語を勉強したいとモチベーションができました。そして高校2年生の冬には沖縄県の中国語教育交流研修にも参加し、研修の中では中国の春節のときの過ごし方、春節の歴史、食文化、上海に住む高校生たちの授業の様子を学ぶことができ、実際に中国の大学生がリモートで中国語の授業をしてもらったり、私たちは沖縄の気候や生活の特徴をそれぞれのグループで調べて中国語も混ぜながら交流し、上海の学生は町の様子、学校の日や休日の日の過ごし方を日本語で説明してくれて質疑応答もしながら仲を深めることができました。他にも上海出身者の方から話を聞くことができ、実際にそこに住んでいた人にしかわからない話を聞くことができてとてもいい経験になりました。
他にも最近興味があるのは中国料理です。餃子や麻婆豆腐などの定番の料理は昔から知っていましたが、実際に中国出身者の方が作った中国料理を食べて日本で売っている中華料理とは全然違っていて、火鍋や北京ダックなどすぐには食べることのできない中国料理もあるので機会があれば本場を経験したいと思いました。
そして3年間中国語を学んだりいろんな経験をしたので進学先に行って今よりもっと専門的に中国語を学習し、上海に行って実際に上海に住んでいるひとたちの様子も自分の目で見て将来の夢に向けて頑張っていきたいと思いました。