女傑は男子に負けない

2023-02-10 15:51:00

楊可心 曲阜師範大学

夏休みの際に、私は『彩雲国物語』という面白いアニメを観賞いたしました。『彩雲国物語』は、少女向けライトノベルおよびこれを原作とした漫画、テレビアニメ作品です。  この原作のライトノベルは、架空の国、彩雲国を舞台とした中華風ファンタジー架空歴史小説です。 

唐の三省六部を参考にして、官吏登用試験である国試は科挙をモチーフとしています。また多くの制度は唐代のものをベースにしているが、唐代にはまだ実施されていない殿試など、じゃっかんの相違点があります。一部ではあるが登場人物の名前やエピソードは『史記』や『三国志』などの中国の歴史書と『三国志演義』や『水滸伝』などの中国の歴史小説をモチーフしています。だから中国人の私、この作品を読む時、すごく親切感が感じられます。 

このアニメは架空の国、彩雲国を舞台に名門紅家直系長姫の紅秀麗が、あるきっかけで「官吏になりたい」と一度諦めた夢を追い求め叶えようとする物語。 その「きっかけ」は、名家の生まれながら貧乏暮らしを余儀なくされている紅秀麗は、金五百両の高給に惹かれて、貴妃として後宮に入り王の教育係をする仕事を引き受けてしまうことから始めました。国王・紫劉輝は即位以来半年間政務を放棄していたが、秀麗との出会いをきっかけに態度を改めるようになり、秀麗は自分の役目は終わったと考え、貴妃を辞めて、後宮から去りました。彼女はあの時昏君ぶりをやめた紫劉輝の味方の官吏になると心から祈がっていました。それから、いろんな困難や差別を乗り越えて、つい朝廷の官吏になって、国家の復興に心血を注ぎました。 

彩雲国物語というアニメ作品を見たあと、私は万感一気に胸にせまてきました。だって、最初から、私はこれをただ普通の恋愛アニメと思い込みました。だが見れば見るほど、主人公紅秀麗の高潔な精神と根性に感動されました。後宮で毎日タダ飯を食って、じっとしてはいられません。その逆、彼女のこころざしは民を救う、国家を復興することです。そのために、毎日勉強して、町の民衆を助けて、最後ようやく国試の第三番・探花を取りました。「 女傑は男子に負けない 」っていう説、私はアニメを見たあと、強く感銘しました。 

その作品についていろいろな考えました。私は女性として、自分の行為でどれだけ社会や国に貢献できるのかを疑いながら、この少女の成長を見守てきました。男性上位の朝廷で仕事している秀麗は、不公平な差別をされたとしても、不撓不屈の精神で官吏の役目を果します。フィクションなプロットだといわれても、現在にも深い教育意味をもっています。 

つまりこの作品は、私たち挫折されたとき、女性あるいはひとりひとりの人間として、どうやって立ち上がるかを教えてくれました 

 

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