とにかく生きているほうがいい——「アンナチュラル」を観て感じる

2023-02-10 15:56:00

 長安大学

このドラマを見てからしばらく経っているため、どう書き始めたらいいのかわからないが、瞼を閉じれはその時の感情が蘇ってきた。このドラマは、事件を明確に表現し、細かな描写が視聴者を引き付けていた。当然ながら、タイトル通り、予想外「不自然さ」を散りばめた作品となっている。 

このドラマは死を語り、より良く人生を生きるためには、どうすればいいのかを教えてくれた。 

死んだ家族や友人とどう向き合えばよいのだろうか。難しい話であるが、世の中には、「不自然死」はそれほど多いわけではない。劇中の「死」は世の中の不公平、残念な思いを指し示している。あまり完璧ではない世界に対して、私たちはどの様な態度を取るべきだろうか。──平然と、逃げてはいけなく、過去の悔しさで今の人生を埋めることはできない。これは自分の人生である。人は自分の生活の支配者であるべきで、他人の手の中にあるわけではない。一生懸命に生きて、自分のために笑って歩き続けよう。 

法医学者という職業は、人間の悪も善も合わせ持つ者である。ここには、若い恋人を信じるために真実を見つけるためや、夫からの虐待を受けた妻が、本当の死因を確かめるため親族からの申し出によって解剖を依頼されるなど様々のご遺体が運び込まれてくる。 

このドラマの、キーパーソンである陰気で短気だが心優しい中堂の周りには、迷走しミスをしても方向性を見つけた六郎、可愛くて脱線しても信用できる東海林所長、人生の最初に不幸な目にあっても強くて心優しい果断な美琴がいる。ドラマ自体はそれほど長くなく、10話程度のストーリーである。すべての人は、すべて真実の中で生きていて、更に法医学者達の職業の思いを理解でき、再刷する価値のある良いドラマの1つである。 

失った時、瀕死の時、チャックを開けた時、メッセージを送った時、結果を調べた時、真実を見た時。糀谷夕希子の中堂系を見る目は、いつも明るく、変に動かない。最初私は演技があまりに不自然だと思ったが、最後にようやく知ることができた。 

「これで負けたと思いませんか?」──死者を解剖する法医学者というのは、命に対する尊敬の念が大きい。 

「可哀相ではない」──本当に頭がよく、生意気な人が、人を殺したことを誇りに思い、「成長したから使わなくても、親から暴力を受けない」ということの証明に、同情することほど、ごまかしたくないことはない。 

「死んだ人は答えをくれない、これからの人生、許してもらえるように生きなさい。」昨日の遺憾と不公平のため、明日の日の出を忘れないようにしてもらいたい。 

「アンナチュラル」

 

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