『海の見える理髪店』読後感

2023-02-13 14:28:00

                     王彤彤 大連工業大学

これは私が読んだ何冊目の日本関連の本か分からないが、これだけ読んで、日本文化の中の繊細な感情について少しずつ理解してきた。『海の見える理髪店』はその中で比較的に癒される1冊で、本の中で6つの全く異なる物語が述べられていて、どれも読んでいてとても多くのことを感じさせます。 

「海の見える理髪店」は最初の物語で、理髪師と理髪に来た客の2人の主人公がいる。二人の間には、このつながり以外にも、もう一つのつながりがある。親子だ。全編父親は理髪師として、なぜ父親が息子のそばにいられなかったのか、父親が自分の息子をどれだけ愛していたのかを含め、息子の過去を語った。物語は終わり、結婚を控えた息子も残念ながら去ることはなかった。この物語は叙述手法が独特で、人を引きつけて、私に深い印象を残しました。第二編は、関係が悪化した母娘が、母の晩年の間、娘が慎重に見舞いに来て、お互いの心の中には限りない繊細な愛と思いやりがあった。 母娘関係はずっと私が注目していたもので、この物語は表面的には愛想が尽き、心の中ではお互いを心配している母娘を使って世の中の母娘の真情を尽くした。読み終えて、自分の母娘関係についてもさらに見つめさせられました。第4編は、家庭環境が不幸な2人の子供たちの物語です。子供は私の目の中で天使のような存在で、本の中の彼らは、深刻な家庭内暴力を受け、両親は離婚したばかりで、人の垣根に寄りかかっている。そして感無量なのは、彼らは依然として絶えず美しさを求め、心の中の海を探して、最終的にも見つけたことだ。第6編は、娘を亡くした両親が、娘が成人式に出席する時になったことを知り、娘の代わりに晴れ着を着て成人式に参加することを決意する。その中にはもがきと葛藤があったが、娘を失ったことで5年間も不振に陥っていた生活を思い出し、娘が期待していたように良い生活を送ることを望んでいた。この物語を読んで、私は子供に対する両親の愛を再定義しました。私が思っている以上に偉大で、深いです。

このいくつかの物語を読んで、私は多くの収穫を得ました。本の中には、「大人になってから、私たちは自分の両親を客観的に見ることを学ぶと、彼らは普通の人にすぎず、他の人とは何も変わらないことがわかります。もちろん、ここの『普通』にはほめもあれば、けなしもあります。自分の年齢が記憶の中の両親を超えたとき、このような感じは特に強い」という言葉があります。これは日本の本であることを含めて、本を読むと同時に多くの日本の現地の風習と文化を理解しました。 

                                     『海の見える理髪店』

 

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