切り開こう、明るい未来を

2025-01-14 14:25:00

 

楊涵 南京郵電大学 

「卒業後すぐに就職したいけど、不安だ!」 

先日、仲の良い友人はこう打ち明けてくれました。しばらく考えた後、私は「日本のお仕事ドラマを見てみたらどう?」と答えました。 

今日の社会では、たくさんの大学生が同じ問題で悩んでいます。それは未来のために計画を立てることです。高学歴化のため、多くの人が大学院受験をしようとしています。一方、大学卒業したらすぐ就職しようとする人も少なくありません。いずれにせよ、私たちはしばしば、自分の存在価値は何か、自分には明るい未来があるのかと心配しています。 

 私は大学に入って日本語を学び始めてから、日本語能力を伸ばすために、日本のドラマを見てきました。その中で、とくにお仕事ドラマに魅力を感じています。「アンナチュラル」、「リーガルハイ」から「家政夫のミタゾノ」、「これは経費で落ちません」まで、医師や弁護士のような世間の注目を浴びている職業だけでなく、会計士や家政婦など、退屈で平凡に見える職業にも脚光をあて、その価値を世間に示しています。そして、これこそが日本のお仕事ドラマの一番価値があるところだと思います。未来は無限の可能性に満ちています。誰もが魅力的な仕事に従事するわけではありませんが、何千もある普通のポジションでも自分の存在価値を示すことができます。 

私が最も感動したのは、「家売るオンナ」の不動産業者の話です。平凡な職業に従事する三軒家さんが、「私に売れない家はありません」という意識、強い責任感を持って、普通な生活を素晴らしい物語に変えました。たとえ些細なキャリアであっても、私たちには、キラキラした人生に見えます。 

 中国には「異なる職業は山で隔てられているように遠く離れている」という言葉があります。この文は仕事の違いを強調するものでしたが、別の視点から見ると、私たちは、キャリアであろうと人生であろうと、さまざまな選択肢と目的地を持っています。誰もが自分の山を持っていて、ユニークな風景を見ることができます。この世界は私たちによって成り立っていて、皆はかけがえのない価値を持っている存在なのです。自分の役を演じられるのは自分だけですから、いつでも、どのようなときでも、自尊心を持ち、前に向かって歩いていかなければなりません。そうすれば、明るい未来が待っていると思います。 

今後も中国と日本、そして世界が未来への道のりで障害にぶつかることがあるかもしれません。そんな時、日本語学習者である私たちは自分の役割を果たし、わずかでも貢献し、山を乗り越え、美しい景色を眺め、明るい未来への道を切り開いていきたいと思っています。 

 

 

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